AGAは、髪の毛が薄くなることから悩まされる人も多いです。
AGAの進行を止めるためには、医療クリニックでAGA治療をする必要があります。
しかし初めてAGA治療をする方は「どのような治療方法なのかわからない」、「効果があるのか心配」などの悩みもあるでしょう。
そこでモアイスマイルズ編集部では、AGAの詳細から具体的な治療方法、原因、効果、予防方法まで詳しく解説します。
健康な髪を維持するためのAGA治療について理解できるので、ぜひ参考にご覧ください。
AGAとは?
AGAとは「AndrogeneticAlopecia」の略で男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)という症状です。
男性ホルモンである「DHD(ジヒドロテストステロン)」という成分が脱毛部分に分泌されることで髪の寿命を短くしています。
AGAは成人男性に多くみられる症状となっており、生え際や前頭部、頭頂部の毛が薄くなっていきます。
早ければ10代〜20代で発症することもあるため、早めのAGA治療が必要です。
AGAは男性だけでなく女性も発症することがあり、症状を区別するために「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼ばれています。
FAGAの主な症状としては、分け目が広がったり抜け毛が増えたりなどです。
AGAは日本人男性の約30%が発症するといわれているため、薄毛になっていると感じたときは早めにAGA治療をするようにしましょう。
AGAのセルフチェック項目
AGAが発症しているかどうかをセルフチェックするときは、以下の項目に当てはまっていないか確認してください。
- 枕についている毛が多くなった
- 簡単に毛が抜けてしまう
- 洗面所や風呂などに落ちている毛が多くなった
- おでこが広くなってきている
- 地肌が見えやすくなった
それでは順番に説明していきます。
枕についている毛が多くなった
枕についている毛が多くなっている場合、AGAが進行している可能性が高いです。
1日あたりに抜ける毛の本数は、50本〜100本程度が正常だといわれています。
朝と夜のどちらで洗髪するかによって、就寝中の抜け毛本数は変わります。
また普段の生活習慣の乱れや季節的要因も関係しているので、AGAではないケースも考えられます。
枕やシーツには雑菌のもとになる汚れが付着しやすいため、週に一度は洗濯をすることが大切です。
寝具や生活習慣を改善しても抜け毛が多いときは、AGAの診断を受けるようにしましょう。
簡単に毛が抜けてしまう
少し頭を触っただけで毛が抜けてしまうときは、AGAの進行がはじまっているサインです。
AGAになると髪のヘアサイクルが乱れるため、自然と毛が抜けやすくなります。
またストレスや生活習慣の乱れ、頭皮の乾燥なども抜け毛の原因となります。
頭皮の状態が悪化すると、毛が育ちきらない状態で抜けてしまうのです。
ストレス解消や睡眠、食事などの改善、毎日のシャンプーを徹底すれば、頭皮環境を健康に保つことができます。
頭皮環境を整えても抜け毛が増えているときは、AGAになっていると判断しましょう。
洗面所や風呂などに落ちている毛が多くなった
洗面所や風呂は髪を洗う場所なので、抜け毛の多さをチェックしやすいです。
髪に合わないシャンプーを使っている場合、頭皮に負担がかかり抜け毛が増えてしまいます。
シャンプーには「界面活性剤」という洗浄成分が含まれていますが、洗浄力が強いと刺激が強くなって頭皮環境が悪化する原因となります。
シャンプー後の頭皮に痒みやふけが出やすいときは、肌に合っていない可能性が高いです。
シャンプーを変更しても抜け毛が多い場合、AGAの進行が関係しているので早めに診断しましょう。
おでこが広くなってきている
AGAが進行すると前頭部が薄くなるので、おでこが広くなってきます。
早ければ10代〜20代でもAGAが進行するため、薄毛によって髪の生え際が後退することでおでこの広がりが出ます。
おでこの理想的な広さは、顔全体の3分の1程度といわれています。
3分の1以上おでこが広い場合、AGAが発症している可能性が高いです。
オールバックやポニーテールなどのヘアスタイルをしていると、おでこが広く見えることもあります。
髪が引っ張られると「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」という症状が起きるので、頭皮や髪に負担をかけないように気をつけましょう。
地肌が見えやすくなった
頭皮全体の地肌が見えやすくなっている場合、AGAによって薄毛が進行していることがあります。
髪が細い方は、毛の密集率が低くなって地肌が見えやすいです。
頭皮が透けているかチェックするときは、お風呂上りに髪を乾かして確認してください。
髪が濡れていたり皮脂によってベタついたりすると、地肌が見えやすくなることもあります。
まずは頭皮が透けて見える原因を特定し、抜け毛が多くなっているときはAGA治療をおこないましょう。
AGAの進行パターン
AGAの主な進行パターンとして「O字」、「M字」、「U(A)字」の3種類があります。
進行パターンを理解しておくことで、どのような薄毛になっていくのか把握できます。
AGAの進行パターンによって治療法や治療期間が異なるので、あなたがどれに当てはまるのかチェックしておいてください。
O字タイプ
O字タイプは、頭頂部のつむじから薄毛が進行するタイプです。
頭頂部がアルファベットのOのようなかたちになっていくことから、その名称がつけられています。
女性もつむじから薄くなるケースがありますが、男性のように地肌があらわれることはありません。
AGAが進行すると頭頂部から前頭部、後頭部と地肌が広がるため、早めにAGA治療することをおすすめします。
M字タイプ
M字タイプは、額の生え際から薄毛が進行するタイプです。
額の左右の生え際から後退し、M字に見えることから名付けられています。
進行が進むとO字タイプにもなるため、頭頂部や後頭部も地肌が広がります。
M字はAGAが発症することで薄毛になりますが、髪を引っ張ることで「牽引性脱毛症」になることもあります。
M字タイプが進行すると目立ちやすくなるので、早めのAGA治療をするようにしましょう。
U(A)字タイプ
U(A)字タイプは、O字とM字が同時に進行するタイプです。
薄毛になる範囲が広いため、どの角度から見ても目立ちやすくなります。
U字タイプが進行すると、側頭部と後頭部の髪だけが残るようになります。
生活習慣の乱れや日頃の頭皮ケアもU字を進行させる原因です。
男性ホルモンや遺伝によって発症する可能性も高いので、早急にAGA治療をおこないましょう。
AGAの原因
AGAを防ぐためには、なぜ進行するのか原因を特定することも大切です。
男性ホルモンや遺伝、生活習慣、ストレスなど原因はさまざまです。
どのような悪影響を及ぼすのかという点について、詳しく解説します。
男性ホルモンの影響
AGAになる原因として、男性ホルモンが大きく影響しています。
男性ホルモンには「テストステロン」という成分があり、体内の酵素である「5αリダクターゼ」と作用することで原因物質である「ジヒドロテストステロン(DHT)」を生成します。
ジヒドロテストステロンは、毛根にある男性ホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」と結合することで毛母細胞の活動を抑制して髪の毛の成長を止めてしまいます。
髪の毛が十分に成長しなければ、そのまま抜け落ちて薄毛の範囲が徐々に広がります。
男性ホルモンの影響を受けるとAGAが進行するので、AGA治療をして早めに抑制することが大切です。
遺伝的要素
AGAが発症する確率は、遺伝的要素が大きく関係しています。
理由としては、母親から受け継がれる「X染色体」がアンドロゲンレセプターと深い関わりがあるからです。
アンドロゲンレセプターの感受性が強い遺伝子情報を受け継いでいる場合、薄毛になる可能性が高いと考えられています。
しかしアンドロゲンレセプターの感受性が高い遺伝子情報を受け継いでいたとしても、必ずAGAが発症するわけではありません。
AGAの発症はさまざまな要因が考えられるため、あくまで原因の1つとして考えておく必要があります。
遺伝によってAGAが発症するリスクがあるか確かめたいときは、AGA専門クリニックで検査することをおすすめします。
生活習慣の環境悪化
生活習慣の環境悪化がAGAに悪影響を与えることもあります。
日頃から不摂生な食事や睡眠不足などを続けていると、頭皮の血行が悪くなりAGAの原因となります。
ほかにも運動不足や喫煙、過度な飲酒なども生活習慣を悪化させてしまいます。
食事は育毛効果の高い栄養素を取り入れ、睡眠は最低でも5時間〜6時間を目安にすることが大切です。
生活習慣を見直し、頭皮の血行を促進させてAGAを予防しましょう。
ストレス
精神的なストレスもAGAを進行させる原因の1つです。
ストレスを感じると 自律神経やホルモンバランスが乱れるため、頭皮や髪の毛に負担を与えます。
とくに過度なストレスは交感神経を刺激するので、頭皮の血管を収縮させて血行を悪くします。
ストレスの感じ方には個人差がありますが、仕事や家庭、友人関係などから影響を受けやすいです。
そのためストレスを発散させる方法を考え、ストレスフリーな環境作りをすることが大切です。
趣味を作ったり運動をしたりするとストレスを緩和できるため、自分に合った方法で解消するようにしましょう。
AGAの治療法と効果
AGAの治療法には、薬の服用や植毛、メソセラピーなどがあります。
治療法によってAGAへの効果が異なり、価格も大きく変動します。
それぞれAGA治療法の詳細について説明するので、あなたに最適な方法を見つけてください。
内服薬による方法
AGA治療は、薬剤治療が最も有効な方法として採用されています。
薄毛の進行を抑制する薬には「デュタステリド内服薬」と「フィナステリド内服薬」の2種類があります。
こちらの内服薬は「5aリダクターゼ」の働きをおさえて「ジヒドロテストステロン」の生成を防止することが可能です。
内服を継続すればヘアサイクルを改善し、テストステロンがジヒドロテストステロンに変化することを防ぎます。
医療クリニックによって処方される内服薬が異なるので、どのような薬が揃えているのか事前にチェックしておきましょう。
外用薬による方法
内服薬と同じく、外用薬もAGA治療法として広く取り入れられています。
代表的な外用薬には「ミノキシジル外用薬」や「アデノシン外用薬」などがあり、発毛を促進させる効果があります。
また毛母細胞を増殖させて、短縮されたヘアサイクルの成長期を伸ばすことも可能です。
外用薬はドラッグストアやネットでも購入できるため、手軽にAGA治療ができます。
内服薬と外用薬を合わせることで、AGAの進行をおさえながら毛の成長を促進させられます。
皮膚が弱い方は痒みやかぶれなどの肌トラブルが発生することもあるので、心配なときは医療クリニックから処方してもらうようにしましょう。
植毛による方法
医療クリニックでは、自毛植毛や人工植毛によって毛を増やす方法があります。
自毛植毛の場合、AGAが発症していない後頭部から毛根ごと採取して患部へと移植します。
80%以上の生着率があるため、AGAによる薄毛改善効果も期待できます。
人工植毛は、医学によって開発した人工毛をAGA幹部へ移植する方法です。
自毛植毛よりも短時間で移植できるので、時間がないときでも簡単にはじめられます。
植毛は短期間のうちに毛を増やせる点がメリットですが、費用が高い点がデメリットです。
毛の本数によって費用が変動するため、植毛を考えている方はある程度の予算確保をしておきましょう。
メソセラピーによる方法
メソセラピーとは、AGA患部に皮下注射をすることで髪の毛の成長を促進させる治療法です。
AGA治療では、頭皮や髪に有効な成分を配合した薬液を注射する方法が一般的です。
メソセラピーはヘアサイクルの乱れを改善する効果もあるため、成長期の期間を改善できます。
世界的にはあまり推奨されていない治療法なので、内服薬と併用しておこなわれることが多いです。
AGA治療の期間は?
これからAGA治療をはじめようと考えている方は「どれくらいで完了するのかわからない」という悩みもあるでしょう。
AGA治療の期間は、人によって個人差があります。
また一時的に薄毛が改善されたとしても、再びAGAが進行することもあるのです。
それではAGA治療の期間について、詳しく説明していきます。
個人差によって違いがある
AGA治療の期間は個人差があり、薄毛が改善するまでには6ヵ月〜1年ほどかかることもあります。
発毛を実感することが早ければ、AGA治療から約3カ月程度で薄毛が改善されたという人もいます。
AGA治療のモチベーションを維持したいときは、治療前の状態や数ヶ月度の状態を写真撮影して比較することが大切です。
薄毛が改善できるまでの期間は個人差があるため、継続しながら効果を実感していきましょう。
薄毛が改善されても継続していくことが必要
AGAの治療薬によって薄毛が改善されたとしても、服用を中止すると再発する恐れがあります。
医療では、薄毛が改善されたあとも医師と相談しながら適切な治療薬を継続的に服用することを推奨しています。
治療薬はヘアサイクルを正常に戻す効果がありますが、正常化するまでには長い時間が必要です。
AGA治療は開始時期が遅れると、治療効果が低くなるといわれています。
治療薬を使用して薄毛を改善するなら、医師の診断に基づいた用法・容量に合わせた服用をしてもらうことが大切です。
AGA治療は根気が必要なので、薄毛が改善されても継続していくようにしましょう。
AGA医療におすすめのクリニック3選
AGAを進行させないためには、早急に医療クリニックでAGA治療をはじめる必要があります。
こちらでは、AGA治療におすすめな医療クリニック3社を紹介します。
それぞれ医療クリニックの詳細や特徴、料金などを詳しく説明するので、ぜひ参考にご覧ください。
1.Dクリニック
Dクリニックは、国内で最も古い歴史がある薄毛・AGA治療専門の医療クリニックです。
皮膚科や形成外科、精神神経科など医師がいるので、さまざまな角度からAGAの問題を特定してくれます。
実際にAGA治療をはじめた方のなかには、早ければ3か月で発毛効果を実感できています。
また、独自の頭髪未来予想システムである「SAGAS(サガス)」を採用しており、治療開始前から治療後のイメージを出すことが可能です。
さらに「ヘアメディカルサロン」を併設しているため、薄毛の知識を持った医師監修のもとで使用するカラーリング剤やシャンプーにもこだわってくれます。
AGAに特化したクリニックで薄毛を改善したいなら、Dクリニックを選べば間違いありません。
治療方法 | ・フィナステリド(内服) ・デュタステリド(内服) ・ミノキシジル(外用) ・食事・生活指導 |
---|---|
料金 | ・初診・再診:3,300円(税込) ・治療薬 1か月分:6,600~10,450円(税込) ※処方する薬の種類によって金額が異なります ・オプション検査:20,900円(税込) |
営業時間 | 水~金:10:30~19:00 土日・祝:9:30~18:00 月・火:休診 ※14:00~15:00は昼休診 ※各店舗により診療時間・休診日が異なります |
店舗数 | 6店舗 (札幌、名古屋、福岡、東京、新宿、大阪) |
支払い方法 | ・現金 ・クレジットカード |
2.AGAヘアクリニック
AGAヘアクリニックは、1人ひとりに合ったオーダーメイド治療ができる医療クリニックです。
医師以外にも毛髪診断士やメンタルケア心理士、専門カウンセラーなどが在籍しているため、AGAの悩みを解消できます。
カウンセリングや診察料などの費用は一切かからないので、薬代以外は必要がありません。
院内も防音設計の個室で診察を受けられるため、プライバシーに配慮されている点も特徴です。
全額返金保証制度もあるので、治療条件を満たしていれば治療費を全額返金してもらえます。
専用アプリを使用することでカウンセリングや診察ができ、オンライン上で薬の処方までできます。
薄毛を人には相談できず悩んでいるなら、AGAヘアクリニックの利用がおすすめです。
治療方法 | ・フィナステリド(内服) ・デュタステリド(内服) ・ミノキシジル(内服・外用) ・毛髪成分サプリ |
---|---|
料金 | ・初診:無料 ・内服薬(薄毛抑制):1,800円〜8,000円/月(税込) ・内服薬(薄毛抑制+発毛)10,800円〜18,000円/月(税込) ・内服薬(薄毛抑制+発毛)+外用薬(発毛促進):22,800円〜31,000円/月(税込) ※処方する薬の種類によって金額が異なります |
営業時間 | 10:00〜20:00 ※初回診療の最終受付時間は19:00 |
店舗数 | 13店舗 (秋葉原、大宮、新宿、梅田、船橋、横浜、つくば、千葉、高崎、宇都宮、柏、京都河原町、神戸三宮) |
支払い方法 | ・現金 ・クレジットカード ・電子マネー ・銀行振込 |
3.ゴリラクリニック
ゴリラクリニックは、内服薬や外用薬、注入治療、頭皮ケアの4つのプランを展開している医療クリニックです。
AGAの進行状況に合わせてプランを選択できるので、効果的な治療が可能です。
ゴリラクリニックではコース料金以外のオプション料金は一切かからないので、費用をおさえながらAGA治療ができます。
オンライン相談にも対応しているため、薄毛に関する悩みを聞いてもらうこともできます。
全国に店舗を展開しており、通院のしやすさも魅力の1つです。
費用をおさえて最適なプランを選びたい方におすすめです。
治療方法 | ・フィナステリド(内服) ・デュタステリド(内服) ・ミノキシジル(内服・外用) ・メソセラピー数種類 |
---|---|
料金 | 初診:無料 ・内服薬フィナステリド1カ月分(海外承認薬):3,000円 ・内服薬フィナステリド1カ月分(国内承認薬):4,800円 ・内服薬デュタステリド1カ月分:7,000円 |
営業時間 | 11時~20時 |
店舗数 | 21店舗 (札幌、仙台、新宿、渋谷、道玄坂、池袋、銀座、東銀座、上野、町田、横浜、大宮、千葉、中部名古屋栄、名古屋駅前、大阪梅田、大阪心斎橋、京都烏丸、神戸三宮、広島院、福岡天神) |
支払い方法 | ・現金 |
AGA治療に関するよくある質問
これからAGA治療をはじめようと考えている方は、いくつか疑問を持っているのではないでしょうか。
事前に疑問を解消しておくことで、安心してAGA治療をおこなうことができます。
こちらでは、AGA治療に関するよくある質問について紹介していきます。
薬を服用して副作用はない?
飲み薬の場合、性欲減退や肝機能障害などの副作用があります。
副作用が出たときは服用をやめれば改善されますが、少なからず発生することもあります。
肝機能障害は初期症状が出ることは少ないため、医療クリニックで血液検査や肝機能をチェックしてもらうことが大切です。
少しでも身体に違和感を感じたときは、すぐに担当の医師に相談するようにしましょう。
内服薬と外用薬を合わせて服用してもいい?
内服薬と外用薬は、同時に服用して問題ありません。
内服薬には薄毛を防止する役割があり、外用薬は発毛効果があります。
そのため2つの薬を服用することで、薄毛を改善しながら発毛効果を実感できます。
かつらをしていてもAGA治療はできる?
毛量が改善されるまでなら、かつらをしたままでAGA治療できます。
ただしかつらは蒸れてしまいやすいので、なるべく使用を避けることをおすすめします。
とくに夏場は気温が上がるので、かつらを使用すると蒸れによって頭皮や髪にダメージを与えてしまいます。
もし外出時にかつらを着用するときは、通気性の良い製品を使うようにしましょう。
AGA治療の効果を実感できるのはいつ頃?
AGA治療の効果を実感できるのは個人差がありますが、治療をはじめて3ヶ月〜6ヶ月程度で発毛効果を実感できます。
人によっては1年程度かかることもあるので、根気良く継続することが大切です。
途中でAGA治療を中止するとAGAが進行することもあるため、発毛効果を実感しても続けるようにしましょう。
治療によって抜け毛が増えることはある?
AGA治療をはじめると「初期脱毛」という症状が起きることもあります。
初期脱毛とは薬の副作用の1つであり、新しく生まれた毛が古い毛を押しのけて発毛することから発生します。
こちらは一時的に現れる症状となっており、AGA治療をはじめて1ヶ月程度でみられることが多いです。
急に抜け毛が増えて心配になりますが、初期脱毛は治療効果が出ている証拠です。
そのため不安にならず、AGA治療を継続するようにしましょう。
薬の服用をやめるとどうなる?
薬の服用をやめると、ヘアサイクルが乱れてAGAが進行するようになります。
平均的には約3〜6ヶ月程度で薄毛予防や発毛効果がなくなり、1年程度でAGA治療前に戻ります。
薬の服用を中止してすぐにAGAが進行するわけではないので、治療を継続すれば改善可能です。
もしAGA治療を終えて薄毛が改善されたとしても、薬の服用を続けることをおすすめします。
初回カウンセリングはどれくらいの時間がかかる?
医療クリニックによって異なりますが、初回カウンセリングは1時間〜2時間程度かかります。
オンラインであれば事前に問診票を記入するので、スムーズに医師へ診察してもらうことができます。
初回カウンセリングではAGA治療をはじめるために、マイクロスコープの頭皮診断やAGA治療の説明、薬の服用方法などを説明してもらいます。
最低でも1時間程度の時間は必要になるので、初回カウンセリングの予約を取るときは余裕のある時間を確保するようにしておきましょう。
AGAの予防方法
AGAを予防するには、日頃からセルフケアをすることも大切です。
セルフケアを徹底することで、AGA治療の効果を早く実感できるようになります。
AGAの予防方法について説明するので、薄毛を進行させないためにもチェックしておいてください。
生活習慣の見直し
AGAの予防には、生活習慣の見直しが重要となります。
偏った食生活や睡眠不足、運動不足などを続けていると、頭皮の血行が悪くなってAGAが進行してしまいます。
とくに食事による栄養素は頭皮に必要なので、たんぱく質や、鉄分、亜鉛、ビタミンなどの栄養を摂取することが大切です。
睡眠も成長ホルモンを分泌するために重要となるため、最低でも5時間〜6時間は寝ることをおすすめします。
また適度な運動も取り入れると、頭皮の毛母細胞を活性化させることができます。
日頃の生活習慣を見直して、健康な頭皮と髪を維持するようにしましょう。
ヘアケアを怠らない
ヘアケアをすることで、頭皮環境を健康な状態にしてAGAを予防できます。
市販にはAGA用の育毛シャンプーが販売されており、AGAの原因物質である男性ホルモンを阻害できます。
育毛シャンプーを使えば抜け毛を減らせるので、AGAの進行をおさえることが可能です。
またふけや痒みをおさえる効果もあり、抗菌作用も期待できます。
育毛シャンプーを選ぶときは、自分の頭皮環境に合った製品を使用するようにしましょう。
禁酒や喫煙を意識する
お酒やタバコは頭皮の血行を悪くする原因となるため、髪に十分な栄養を届けることが難しくなります。
もし生活習慣の見直しやヘアケアをしていたとしても、飲酒や喫煙の量が多ければ意味がありません。
しかし突然お酒やタバコをやめると逆にストレスを感じてしまうので、量を徐々に減らしいくことをおすすめします。
ストレスをためない
AGAの進行を予防するには、日頃からストレスをためないことも大切です。
ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱れさせるので、頭皮や髪に悪影響を及ぼします。
また過度なストレスは交感神経を刺激するため、頭皮の血管を収縮させて血行を悪くします。
ストレスを発散させたいときは、趣味や運動を取り入れることが最適です。
ストレスフリーな環境作りを考え、AGA予防につなげるようにしましょう。
まずは医師の診断がおすすめ
今回は、AGAの詳細から具体的な治療方法、原因、効果、予防方法まで詳しく解説しました。
AGAの発症時期は個人差があるため、少しでも違和感があるときは早めにAGA医療することが大切です。
当記事で紹介したAGAのセルフチェック項目に当てはまる方は、医療クリニックの医師に一度診断してもらうことをおすすめします。
AGAの悩みは1人で抱え込まず、医療の力を借りて少しずつ治していくようにしましょう。