- 気づかないうちに髪が薄くなっている
- 薄毛が悪化しないうちにはやく対策をしたい
- 薄毛の改善には発毛剤が有効だと聞いたけど本当なのかな
このような不安から発毛剤を探している方は少なくありません。
しかし、発毛剤といってもどれが自身にとってよいものなのか、数ある商品から選ぶのはむずかしいかもしれません。
なぜなら、今や多岐にわたる発毛剤が発売されており、それぞれの商品に独自の特徴や魅力が含まれているからです。
よい商品がわからないからといって、適当に選んで効果が得られなくても大変ですよね。
そこで、ユーピーエスMagazineでは厳選したおすすめ発毛剤を11選紹介します。
- 自分に合った発毛剤
- 発毛剤を選ぶコツ
- 発毛剤を効率良く使う方法
上記のポイントも解説しているため、あなたに合う発毛剤選びのヒントになるでしょう。
ぜひ最後までお読みいただき、失敗しない発毛剤選びの参考にしてみてくださいね。
発毛剤とは?
発毛剤はおもな有効成分として「ミノキシジル」を配合しており、薄毛治療に効果がある外用薬(塗り薬)として注目されています。
ミノキシジルとは発毛効果が非常に高い成分といわされており、ミノキシジル成分を含む外用薬の臨床試験では発毛の有効性が確認されました。発毛剤は、現在において薄毛治療を代表する治療薬として注目されています。
また、日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」でも、ミノキシジル外用薬の使用を「行うように強く進める」と発表しており、推奨度も最高のAランクとしています。※ミノキシジル配合濃度は男性で5%、女性で1%
ガイドラインの概略には次の記載もされています。
ず男性型脱毛症に関しては,2%ミノキシジル液を用いた 5 件のランダム化比較試験41)~45)を解析した,924名の男性被験者を対象とした観察期間 24 週のシステマティック・レビューにおいて55),2%ミノキシジル群ではプラセボ群に比べ,脱毛部の総毛髪数がベースラインより平均で 20.90 本(95%信頼区間 9.07~32.74)と有意に増加した
簡単に要約すると「ミノキシジル成分が入っていない外用薬を発毛剤と伝えられて使用した人(プラセボ群)と、実際に含まれた外用薬を使用した人では、含まれている発毛剤を使用した人のほうが発毛していた」という結果です。
このように、発毛剤には毛量の増加が期待できます。
ここで、育毛剤の存在が頭をよぎった方もいるかもしれません。むしろ「薄毛対策といったら育毛剤」と連想する方のほうが多いことでしょう。
確かに発毛剤と育毛剤は薄毛対策で使用する目的は同じです。
しかし、効果や成分はまったく異なるため、間違えて使用すると期待した効果が得られない可能性があります。
それぞれの名称は知っていても、おそらく違いを的確に説明できる方は少ないでしょう。
そこで、次の2つについて詳しく解説していきます。
あなたの目的と異なる商品を選ばないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
効果と副作用
前述のとおり、発毛剤には髪の発毛効果が期待できますが、使用するには特徴を理解しておくことも重要です。
なぜなら、発毛剤には作用機序や副作用があるからです。しっかり理解しておかないと効果的な使用ができません。
また、万が一副作用が起こった場合も適切な対処ができなくなってしまいます。
これから解説する発毛剤の効果と副作用について確認しておきましょう。
発毛剤の効果は次のとおりです。
- 発毛を促す
- 血管拡張作用
- ヘアサイクルの正常化
- 毛母細胞の活性化
次は発毛剤の副作用についてみていきましょう。
部位 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 頭皮の発疹・発赤※、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等 ※頭皮以外に現れることもあります |
精神神経系 | 頭痛、気が遠くなる、めまい |
循環器 | 胸の痛み、心拍が速くなる |
代謝系 | 原因の分からない急激な体重増加、手足のむくみ |
上記を具体的に解説していきます。
有効成分である「ミノキシジル」の働きは血管拡張作用です。その結果、毛根に栄養が届きやすくなり、発毛を促進させヘアサイクルを正常にする働きが期待できます。
また、毛乳頭細胞へ直接作用することで、毛母細胞を活性化させるといわれています。
上記の表にもあるように、直接頭皮に塗ることから頭皮トラブルがおもな副作用として報告されています。
しかし、ごく稀に頭痛やめまいなどが起こる可能性もあります。とくに、胸の痛みや心拍が速くなる循環器の副作用には注意が必要です。
副作用は比較的軽度なものばかりで、精神神経系や循環器の症状はごく稀ですから過度に心配する必要はないでしょう。
また、副作用が起きても使用を中止することで症状は治まる可能性が高いです。
いずれにしても、副作用を感じたらすぐにクリニックを受診することが大事です。
このように、発毛剤の作用機序や副作用をしっかり理解することが、効果的に使用するポイントとなります。
発毛剤と育毛剤の違い
前述しているとおり、発毛剤と育毛剤は薄毛対策を目的としているところは同じですが、成分や効果などは異なります。
発毛剤と育毛剤の違いは下記の比較表を参照ください。
種類 | 発毛剤 | 育毛剤 |
---|---|---|
分類 | 医薬品 (市販薬は第一類医薬品) | 医薬部外品 |
使用目的 | 発毛を促す | 今ある髪を育てる |
ミノキシジルの 有無 | あり | なし |
購入方法 | ・薬剤師のいるドラッグストアor調剤薬局 ・通販サイト ・医療機関 | ・コンビニ ・ドラッグストア、スーパー ・通販 ・生活雑貨店 など |
比較表のとおり、一番の違いは位置づけです。
発毛剤は「医薬品(市販薬は第一類医薬品)」に、育毛剤は「医薬部外品」に分類されます。
- 第一類医薬品:治療を目的とした医薬品。一般用医薬品の1つで、1~3類のなかでもっとも副作用が起きる可能性が高いため、薬剤師が対面で書面による説明をしなくてはならない。
- 医薬部外品:防止や衛生を目的とされ、一定の濃度で配合されている有効成分の効果・効能が認められているもの。人体に対する作用が比較的おだやか。
また、効果もまったく異なる点に注意が必要です。
発毛剤は有効成分である「ミノキシジル」が発毛を促進し、薄毛改善に期待ができます。
一方、育毛剤はミノキシジル成分が含まれていないため発毛効果は期待できません。目的は頭皮環境の改善や今生えている髪に栄養を与え、強く抜けにくい髪に育てることです。
購入方法においても、育毛剤はドラッグストアやコンビニをはじめとするあらゆる店舗で取り揃えています。
しかし、発毛剤は医薬品のため、医療機関やドラッグストアなど医師や薬剤師から購入する必要があります。
発毛剤の選び方6つ
発毛剤といっても今やその種類は数多く、いろいろなメーカーからさまざまな種類の発毛剤が発売されています。
そのなかから、あなたに最適な発毛剤を選ぶのは難しいと感じてしまうかもしれません。
そこで、ここからは発毛剤を選ぶ際のポイントを6つお伝えします。
具体的には次のとおりです。
それぞれ発毛剤を使用するうえで重要な部分になります。なぜならば、発毛治療は継続していく必要があるからです。
長く続けていく治療だからこそ、あなたにとって継続できそうなポイントをしっかり確認しておきましょう。
発毛成分が入っているか
前述したとおり、発毛剤のおもな有効成分はミノキシジルですが、商品によって成分の含有量はさまざまです。
当然、誤って育毛剤を選んでしまうとミノキシジルは含まれていませんが、発毛剤もしっかり確認せずに購入してしまうと、成分量が少なかったり多すぎたりしてしまいます。
発毛剤のミノキシジル含有量については下記の表をご確認ください。
男性用 | 女性用 | |
---|---|---|
通販、市販 | 1%~5%まで | 1%のみ |
医療機関 | 5%以上も処方可能 | 5%以上も処方可能 |
表からもわかるとおり、通販や市販で購入する場合は男性用で1%~5%まで、女性用では1%のみとなっています。
厚生労働省が認可している含有量に上限があるからです。
医師の処方なしで購入できる量は男性で5%、女性は1%までと定められています。
しかし、医療機関で処方される発毛剤なら成分量も男女ともに5%以上でも購入可能です。また、多くのクリニックでオリジナル外用薬を処方しています。
より多くのミノキシジル含有量を希望する方は、医療機関を受診するとよいでしょう。
フケ・炎症防止成分が入っているか
発毛剤は多くの種類が発売されていますが、ミノキシジル以外の成分にも注目してみましょう。たとえば、フケや頭皮の炎症を防止する成分が入っているかどうかです。
商品によってはミノキシジル成分しか含まれていないものから、頭皮環境を整える成分や乾燥を防ぐ成分などが含まれているものまでさまざまです。
肌が弱く、発毛剤に含まれるアルコールによって頭皮が炎症を起こしやすい方は、複数の成分が含まれた発毛剤を選ぶとよいでしょう。
低刺激のものか
発毛剤には肌を刺激するような成分がいくつか含まれています。たとえば、次にあげる成分です。
- アルコール
- 添加物
しかし、発毛剤としての効果を出すためには上記の成分は必要不可欠です。
では、刺激に弱い方はどのように選べばよいのでしょうか。
結論は、アルコールや添加物の配合量の少ない商品を選ぶとよいでしょう。
添加物の代表例は次のとおりです。
- 防腐剤
- 合成着色料
- 酸化防止剤
- 合成香料
低刺激なものを使いたい方は、極力上記の成分が含まれていないものを選ぶとよいでしょう。
自分に合った成分量のものか
繰り返しになりますが、市販の発毛剤にはミノキシジル成分が1%~5%もの、医療機関では5%以上のものもあるなどさまざまです。
成分量が多いほうが発毛効果は高くなり、比例して副作用リスクも上がりやすい傾向にありますが、薄毛の進行度や副作用の起こりやすさなどは人それぞれ異なります。
つまり、発毛剤は薄毛の度合いや副作用を考えながら、自身に合った成分量を選ぶようにするとよいでしょう。
もし、副作用が気になる方は、成分量の少ない1%のものから使用してみるとよいでしょう。もしくは、クリニックを受診し、あなたに合った発毛剤を医師から処方してもらうのもおすすめです。
使用方法が簡単か
発毛剤の形状はさまざまな種類があります。
たとえば、
- スタンダードなスプレータイプ
- 直接頭皮に押し当てるタイプ
- ジェットタイプ
- ピンポイントノズルで患部へ塗布するタイプ
薄毛の範囲や塗る部位など、あなたの状況に適応したタイプ選びは必須です。
薄毛が広範囲な方はスプレータイプやジェットタイプを、範囲が狭い方はピンポイントノズルや直接頭皮に押し当てるタイプなどを選ぶとよいでしょう。
継続しやすい価格か
発毛剤を使用するうえで、多くの方が気にするポイントが価格ではないでしょうか。
発毛剤は継続して使用していく必要があるため、少しの価格差が長期間では大きな差へとつながります。
正直なところ、含まれているミノキシジルの成分量やそのほかの成分によって価格は異なってきます。しかし、同等の成分が含まれている商品はしっかり比較したほうがよいでしょう。
このあと紹介する発毛剤の比較表で、価格もぜひ参考にしてみてくださいね。
発毛剤のおすすめ11選!
ここからは、おすすめの発毛剤を11選紹介します。
それぞれオリジナル性があって良し悪しが異なります。あなたの注目しているポイントから最適なものを選ぶようにしましょう。
※価格は税込価格です
商品画像 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | リアップX5 プラスネオ | スカルプDメディカルミノキ5プレミアム | リグロEX5エナジー | リアップEXジェット | リザレックコーワα5 | 加美乃素デルタ | ミノキシジルローション5% | LABOMO ヘアグロウ ミノキシ5 | スカルプD メディカルミノキ5 | FCI | ヒックスミノキシジル5 |
メーカー希望価格 | 8,140円 | 7,800円 | 5,940円 | 4,180円 | 7,700円 | 4,950円 | 5,500円 | 4,960円 | 4,980円 | メーカー未発表 参考:楽天市場7,480円 | 4,500円 |
ミノキシジル含有量 | 5% | 5% | 5% | 1% | 5% | 5% | 5% | 5% | 5% | 5% | 5% |
ミノキシジル以外 の有効成分 | ・ピリドキシン塩酸塩 ・トコフェロール酢酸エステル ・l-メントール ・ジフェンヒドラミン塩酸塩 ・グリチルレチン酸 ・ヒノキチオール | ・ピリドキシン塩酸塩 ・トコフェロール酢酸エステル ・l-メントール | ・パントテニールエチルエーテル ・ピリドキシン塩酸塩 ・トコフェロール酢酸エステル ・l-メントール | ・ミノキシジル ・パントテニールエチルエーテル ・トコフェロール酢酸エステル ・l-メントール | ・ピリドキシン塩酸塩 ・トコフェロール酢酸エステル ・パントテニールエチルエーテル ・l-メントール | なし | なし | なし | なし | ・ピリドキシン塩酸塩 ・トコフェロール酢酸エステル ・l-メントール | なし |
その他成分 | ・L-アルギニン ・グリシン ・1,3-ブチレングリコール ・ジブチルヒドロキシトルエン ・リン酸 ・エタノール | グリセリン(添加物:湿潤剤) | ・エタノール ・1,3-ブチレングリコール ・プロピレングリコール ・BHT ・酒石酸 | ・香料 ・1,3-ブチレングリコール ・クエン酸 ・エタノール ・DME | ・エタノール ・1,3-ブチレングリコール ・pH調整剤 | ・エタノール ・1,3-ブチレングリコール ・プロピレングリコール ・pH調整剤 | ・エタノール ・1,3-ブチレングリコール ・プロピレングリコール ・pH 調整剤 | ・エタノール ・1,3-ブチレングリコール ・プロピレングリコール ・pH調整剤 | ・グリセリン ・1,3-ブチレングリコール ・エタノール ・リン酸 | ・エタノール ・プロピレングリコール ・ジブチルヒドロキシトルエン ・pH調整剤 | ・エタノール ・1,3-ブチレングリコール ・プロピレングリコール ・pH調整剤 |
内容量 | 60mL | 60mL | 60mL | 100mL | 90mL | 60mL | 60mL | 60mL | 60mL | 60mL | 100mL |
ボトル形状 | 直接頭皮に押し当てるタイプ | 直接頭皮に押し当てるタイプ | 直接頭皮に押し当てるタイプ | ジェット噴射タイプ | ピンポイントノズルタイプ | ピンポイントノズルタイプ | ピンポイントノズルタイプ | ピンポイントノズルタイプ | 直接頭皮に押し当てるタイプ | 直接頭皮に押し当てるタイプ | 直接頭皮に押し当てるタイプ |
メーカー | 大正製薬株式会社 | アンファー株式会社 | ロート製薬株式会社 | 大正製薬株式会社 | 興和株式会社 | 株式会社 加美乃素本舗 | 日本ジェネリック株式会社 | 株式会社アートネイチャー | アンファー株式会社 | 富士化学工業株式会社 | 株式会社エムボックス |
※2024年10月時点の情報です
次は商品ごとに詳しく解説していきます。
リアップX5 プラスネオ
「リアップX5プラスネオ」は大正製薬株式会社から発売されている発毛剤です。
リアップといったら、国内でミノキシジルが配合された先発品の発毛剤なのはご存知でしょうか。
その人気ぶりは、シリーズ累計売上本数7,000万本突破からもうかがえます。
有効成分はミノキシジル5%のほかに6種類も含まれており、同時に頭皮環境も整えられる優れものです。
ボトル形状も塗りやすさにこだわって作られており、直接頭皮に押し当ててつけられるため、ピンポイントに塗りたい場所へ作用します。
豊富な有効成分が含まれていることから、メーカー価格は8,140円(税込)と高めですが、しっかりと発毛させたい方にぴったりの発毛剤です。
スカルプDメディカルミノキ5プレミアム
ミノキ兄弟のCMでもお馴染み「スカルプDメディカルミノキ5プレミアム」は、ミノキシジルが5%配合された発毛剤です。
そのほかに3種類の有効成分が含まれており、ミノキシジルの作用をサポートしてくれます。
ボトルの形状も「クッションラバーヘッド」を搭載しており、直接狙った部位にアプローチできます。また、液ダレが少ないため、使用感は塗りやすさを感じるでしょう。
注目したいのは、ミノキ補償制度付帯セット(4本で税込31,200円)があるところで、AGA外来治療補償サービス付きという特徴があります。(※期間限定)
簡単にいえば、ミノキ補償制度付帯セットは万が一副作用が起こった場合、提携しているAGAクリニックへ治療補償があるサービスです。
また、含まれている添加物も湿潤剤であるグリセリンのみで、頭皮に潤いをあたえてくれる作用なので皮膚にも安心です。
スカルプDメディカルミノキ5プレミアムは、低刺激な発毛剤を探している方や副作用が心配な方におすすめです。
リグロEX5エナジー
「リグロEX5エナジー」はロート製薬株式会社から発売されている、ミノキシジルが5%配合された発毛剤です。
ボトル形状は、塗りやすい直接頭皮に押し当てるタイプを搭載しています。
5つの有効成分が配合されているわりに、価格は5,940円(税込)と安い点が嬉しいポイントです。
しっかりミノキシジルの作用をサポートしつつ頭皮環境を整えてくれるでしょう。
先に紹介した2つのほうが知名度的には高いかもしれませんが、お手頃価格でしっかり成分が含まれた発毛剤を使用したい方にはぴったりです。
リアップEXジェット
「リアップEXジェット」はミノキシジルが1%配合された発毛剤です。
そのほかにも、3つの有効成分が配合されていながら1%とミノキシジル濃度が低いところが特徴です。副作用が心配で、少なめの濃度から試したい方におすすめの発毛剤といえます。
ボトル形状は、ジェット噴射式エアゾールを採用しているため頭皮全体にも塗布しやすく、つけ心地も爽快さを感じるでしょう。
また、フレッシュペアの香料も加わっており、香りでも楽しめます。
リザレックコーワα5
「リザレックコーワα5」は興和株式会社から発売されている発毛剤で、ミノキシジル濃度は5%配合されています。
そのほかの有効成分も4種類と豊富に含まれており、ミノキシジルの作用をしっかりサポートしてくれます。
ボトルの形状はピンポイントノズルで、塗りたい部位に正確な塗布が可能です。1回分である1mLも計量ドームで正確に計れるため非常に便利です。
計り塗りの商品としては、1回の使用料も1mLとほかの発毛剤と変わらないものの、内容量は90mLと大容量となっています。
ほかのメーカーの計り塗りの商品は60mLが一般的なため、若干お得に使用できるでしょう。
また、添加物も比較的少なく肌が弱い方にも向いています。
加美乃素デルタ
「加美乃素デルタ」は株式会社 加美乃素本舗から発売されている発毛剤です。
有効成分はミノキシジルのみですが、4,950円(税込)とリーズナブルといえるでしょう。
ミノキシジル配合濃度は5%のため、市販の発毛剤では最高濃度となっており発毛効果も期待できます。
とにかくミノキシジル濃度が高いもので、低コストからはじめたい方におすすめの発毛剤です。
ミノキシジルローション5%
「ミノキシジルローション5%」は日本ジェネリック株式会社が販売する発毛剤です。
有効成分はミノキシジルのみですが、配合量は5%と市販薬では最高濃度で使用できます。
ボトルタイプはピンポイントノズルを採用しているため、細かい部位まで届きやすく使いやすいといえるでしょう。
価格も5,500円(税込)とお手頃で、添加物も少ないことから低刺激の発毛剤をリーズナブルな価格から求める方におすすめです。
ただし、日本調剤オンラインストアのみでしか取り扱っていないため、購入する場合は日本調剤オンラインストアからになります。
LABOMO ヘアグロウ ミノキシ5
「LABOMO ヘアグロウ ミノキシ5」は株式会社アートネイチャーが販売する発毛剤です。
かつらや増毛など、毛髪に関する事業で有名な企業から発売される発毛剤は安心感があります。
ミノキシジルが5%配合されているため、しっかり発毛したい方におすすめです。
ボトル形状もピンポイントノズル採用しており、計量ドームで正確に1回の使用量を測れるため、ムダな量を使う心配もありません。
スカルプDメディカルミノキ5
「スカルプDメディカルミノキ5」は、スカルプDメディカルミノキ5プレミアムの3つの有効成分量が含まれていないスタンダード版にあたります。
プレミアムとの相違点は、有効成分の有無とミノキ補償制度付帯セットがない点だけですが、価格は4,980円(税込)と大幅に安価となっています。
添加物が少なく低刺激な方にもおすすめなプレミアムでしたが、価格が高めで気になっていた方にはこちらの商品がおすすめです。
FCI
「FCI」は富士化学工業株式会社が開発したミノキシジル5%配合の発毛剤です。
ボトルの形状は直接頭皮に押し当てて塗るタイプのため、液ダレが少なくストレスになりません。
ミノキシジル成分は5%とさることながら、有効成分が3つも加わって高い発毛効果が期待できます。
しかし、価格は7,480円(税込)(※楽天市場の価格)と少し高く感じるかもしれません。
富士化学ダイレクト楽天市場店またはYahoo!ショッピングでの購入となりますが、販売店に迷うことがないためスムーズに購入できます。
例えば、楽天市場での購入を続けることで楽天ポイントが貯まり、ポイント購入できてお得です。
楽天カードや楽天市場の利用頻度が高い楽天ユーザーの方におすすめです。
ヒックスミノキシジル5
「ヒックスミノキシジル5」は株式会社エムボックスから発売されている発毛剤です。
発毛成分であるミノキシジルが、国内製品最高濃度の5%配合されています。
また、業界最安水準の1本あたり3,000円(※4本セット料金)での購入が可能なため、安心して継続利用できる点が魅力です。
定期購入なら初回2,430円で、さらにお得に購入できます。
同社が開発する国内初のAGA(男性型脱毛症)管理アプリがある点も特徴です。
髪の状態を写真に撮って問診に答えるだけで、自身の状態に合う予防法・対策法を、科学的根拠に基づいて提案してくれるので、併用することでより効果的なヘアケアを実践できます。
アプリから24時間いつでも、専門家に髪や頭皮に関する悩みを相談できる点もうれしいポイントです。
薄毛・AGAに悩んでおり、より効果的な治療を目指す方に「ヒックスミノキシジル5」はおすすめです。
発毛剤の正しい使い方
発毛剤を使ううえで、効果的になるよう頭皮環境を整えることも非常に重要なポイントです。
なぜなら、使用時の頭皮環境が悪いと十分な効果が得られないからです。
それには正しい使い方を覚えておく必要があります。
せっかく使用しているのに発毛効果が軽減しないためにも、次の正しい方法を理解しておきましょう。
シャンプーで頭皮の汚れを落とす
発毛剤は清潔な頭皮に使用することで高い効果を得られます。そのため、使用するタイミングはシャンプーの後にするようにしましょう。
シャンプーでは頭皮の汚れをしっかり落とすように洗うとよいです。
頭皮をしっかり洗うことで毛穴の詰まりも解消され、発毛剤の成分が浸透しやすくなります。
シャンプーは髪を洗うのではなく、頭皮を洗うようにすると意識しましょう。
髪の毛をしっかり乾かす
洗髪後は髪をしっかり乾かすことを意識しましょう。
髪が濡れていると、発毛剤の成分が水に吸収されてしまい発毛効率が下がってしまいます。
また発毛効率だけでなく、自然乾燥は頭皮に雑菌がたまる原因にもなりかねません。
「洗髪したらしっかり乾かす」と意識しておきましょう。
分け目を作って発毛剤を頭皮に塗る
発毛剤を塗る際、分け目を作って地肌に直接塗るようにすると効果的です。
髪の毛に発毛剤が付いてしまうと、頭皮に浸透する液量が少なくなり発毛効果も減少してしまいます。
とくに、生え際や頭頂部など薄毛になりやすい部位に注意しておこなうようにしましょう。
朝晩2回、半年以上続ける
発毛剤の多くは1日2回、朝晩に塗るのが一般的です。
毎日しっかりおこない、最低半年は継続することが大事です。
用法・容量をしっかり守らないと発毛効果が下がってしまいます。
商品に同梱の説明書をしっかり確認するとよいでしょう。
発毛剤の効果を高める方法
発毛剤単剤の治療でも発毛効果は期待できますが、さらに発毛効果を高める方法があります。
薄毛が気になって使用するわけですから、より高い発毛を期待したいですよね。
次のことを意識しながら発毛剤を使用してみましょう。
上記を意識することで、より高い薄毛改善が期待できることでしょう。
次はそれぞれ詳しく解説していきます。
毎日欠かさず使用する
発毛剤は毎日欠かさずに使用することで、より早い改善へとつながります。
断続的に使用していては十分な効果が得られない可能性もあります。
毎日、しっかり頭皮に成分を浸透させることでより発毛しやすいといえるでしょう。
発毛剤は、1日朝晩の2回決められたとおりに使用することが大切です。
プロペシア・ザガーロを併用する
発毛剤は髪を生やす薬のため、基本的には抜け毛予防にはなりません。
いくら発毛へのアプローチをしても、肝心の抜け毛が減らなくては正しい薄毛対策とはいえないでしょう。
そこで、抜け毛予防にはプロペシアやザガーロが効果的です。
プロペシアやザガーロに含まれる成分は、AGAが原因の抜け毛予防に有効的で、AGAクリニックの治療でもミノキシジルと併用した治療法が高い薄毛改善効果を出しています。
プロペシアやザガーロは医薬品のため、医療機関でないと購入できません。
より早く、高い発毛効果を得たい方はAGAクリニックで抜け毛予防薬も処方してもらい、併用治療を検討してみるとよいでしょう。
生活習慣を見直す
よい発毛環境をつくるには生活習慣の見直しも大事なことです。
たとえば、睡眠不足や偏った食生活、過度な喫煙や飲酒も発毛にはよくありません。
なぜなら、これらは血流を悪くする原因となるからです。血流が滞ると毛母細胞にも栄養が運ばれにくくなるため、髪の成長には悪影響を及ぼします。
バランスのよい食事や十分な睡眠はもちろんのこと、飲酒や喫煙もなるべく控えるようにするとよいでしょう。
発毛剤を使う際の注意点
発毛剤は、ただやみくもに使用していればよいわけではありません。
正しい知識をもって使用していないと、思いがけないトラブルが起こる可能性があるからです。
次の点に気を付けるようにしましょう。
用法・用量を守って使う
発毛剤を使用する前に商品の説明書をよく読み、用法・容量を守りましょう。
用法・容量は発毛剤の効果を最大限に高める方法が記載されています。
しっかり発毛効果を得るためにも、記載内容を守って使用しましょう。
頭皮にかゆみや湿疹がある時は使用しない
頭皮にかゆみや湿疹がある場合、発毛剤の使用は控えるようにしましょう。
毎日使用する必要があるからといって、頭皮環境が悪い状態で塗ってしまうと、逆に発毛効果が落ちてしまう可能性があります。
理由は、頭皮トラブルが悪化するおそれがあるからです。
発毛剤にはいくつかの刺激物が含まれている場合があるため、頭皮トラブルが悪化することで十分な発毛効果が得られません。
もし、頭皮に異常がある場合は発毛剤の使用を控えるようにしましょう。
初期に脱毛があっても気にしない
発毛剤の使用開始から1~2ヵ月ほど過ぎると、異常な抜け毛がみられることがあります。
この症状の原因を知らないと、不安や心配から発毛剤の使用を中止してしまう方も少なくありません。
この現象は「初期脱毛」といい、薄毛治療している方に多くみられる症状です。ですが正常な現象なので過度に心配する必要はありません。
初期脱毛は、ミノキシジルによって正常に生えてくる髪が古い髪を押し出そうとして起こる現象です。
いわば、元気な髪に生まれ変わろうとしている証拠でもあるのです。
女性は男性向けの商品を使用しない
女性が発毛剤を使用する場合、男性用を使用しないよう注意が必要です。
なぜなら、女性と男性では国が認めている安全の基準値が異なるからです。
具体的には市販薬を使用する場合、男性は5%まで、女性は1%までと最大濃度が決められています。
国内では女性が1%以上のミノキシジルを塗布する試験はおこなわれていません。また、もともとミノキシジルは高血圧の治療薬として用いられているため心臓へ負担がかかる可能性もあります。
もしも、妊娠中の女性が使用してしまったら、胎児の心臓へも負担がかかるリスクがあります。
すなわち、女性が男性用のミノキシジル5%配合の発毛剤を使用すると、安全上よくないということです。
女性が濃度の高い発毛剤の使用を希望する場合、医師の診断のもと処方してもらうようにしましょう。
副作用が出たら専門医に相談する
繰り返しになりますが、発毛剤を使用すると稀に副作用が起こる可能性があります。
症状は頭皮トラブルが多く比較的軽い症状なものですが、なかには頭痛やめまい、胸の痛みや心拍数増加などの精神神経系や循環器系の重篤な場合もあります。
身体に異変を感じたら自身で判断せず、専門医に相談するようにしましょう。
発毛剤に関するQ&A
ここからは発毛剤に関してよくある質問に回答していきます。
もしあなたが現在、不明点や不安な点がある場合、ここで悩みが解決するかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。
ミノキシジルの配合量は多い方がいい?
ミノキシジルの配合量は多いほうが発毛効果は高いとされています。
しかし、ただ高ければよいというわけではありません。配合量が多ければ副作用のリスクも上がるからです。また、市販薬での最高濃度も上限が決められています。
ミノキシジル配合量が多い発毛剤を希望する方は、まずは医師に相談するとよいでしょう。
効果が出るまでの期間は?
発毛剤の効果が出るまでの期間は約4ヵ月といわれています。理由はヘアサイクルが関係しているからです。
髪の毛は成長期→退行期→休止期→成長期のサイクルがあります。
退行期後、数週間で髪は自然と抜け落ち、数か月の休止期を経てまた新しい髪が生えてきます。
この休止期から成長期までを3ヵ月ほど要することが、効果が出るまで約4ヵ月かかるといわれる理由です。
使用後すぐに効果がみられなくても焦らず、最低でも4ヵ月ほどは使用を続けてください。
効果が出ない時はどうしたらいい?
使用方法や使用期間を守っているにも関わらず、効果が感じられない方はAGAクリニックを受診することをおすすめします。
市販の発毛剤だけでは十分な効果が得られない体質である可能性が高いからです。
男性の薄毛はAGAがもっとも多い原因ですが、進行がはやく発毛剤だけでは治療が追いつけない場合があります。
この場合、抜け毛対策もしっかりしなければなりません。
AGAクリニックでは、抜け毛や発毛に対しても内服薬を使用することが多いため、外用薬の発毛剤では効果を得られない方でも高い確率で改善が期待できます。
ほとんどのAGAクリニックが無料でカウンセリングをおこなっているため、一度気軽に相談してみるとよいでしょう。
発毛剤は何歳から使える?
発毛剤は20歳以上から使用が認められています。
ミノキシジルを20歳未満の方へ使用する臨床試験がおこなわれていないことがおもな理由です。
そのため、安全上20歳以上の方にしか販売できないのです。
もしあなたが20歳未満であれば、まずは生活習慣の見直しをおすすめします。
また、抜け毛予防をサポートする育毛サプリメントや育毛剤を使用してAGA対策を検討してみるとよいでしょう。
日本製・海外製の商品の違いは?
日本製と海外製の発毛剤でもっとも大きな違いは、有効成分の配合濃度です。
日本製は市販薬なら最大5%までとなっており、クリニックでの処方でも10%を超えるものはめったにありません。
しかし、海外製の発毛剤は10%以上のものが多く存在しています。
海外製の発毛剤は、個人輸入で手に入りますがおすすめはできません。
なぜなら前述のとおり、日本では5%以上のミノキシジル成分が含まれる発毛剤は、個人での使用が認められていないからです。
副作用の危険性もあるため、海外製の発毛剤を個人判断で使用するのはやめましょう。
自分に合った発毛剤を正しく使って、抜け毛対策をしましょう
この記事ではおすすめの発毛剤を11選紹介しました。価格や含まれる有効成分、使用感などそれぞれの特徴があります。
価格重視であれば安価な商品やポイントで購入できるもの、効果で選ぶのであれば有効成分が多く含まれるものなど選び方は人それぞれです。
あなたが発毛剤を選ぶ際に重視したいポイントをみつけ、自身に合う商品選びの参考にしてみてください。
万が一、市販の発毛剤だけでは期待する改善がみられない場合は、AGAクリニックで薄毛治療を検討するとよいでしょう。
AGAクリニックは、専門知識をもった医師があなたに最適な治療法を提案してくれます。そして、より高い治療効果のある薬を処方してもらえます。
クリニックでの治療と発毛剤を併用することで、さらに薄毛の改善が見込めます。
発毛剤を正しく使用して、効果的な薄毛対策をしましょう。