AGA治療薬は、男性型脱毛症(AGA)の進行を抑制し、発毛を促進する薬です。
内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)の2種類あります。
この記事では、AGA治療薬の具体的な種類や効果、副作用を詳しく解説します。
AGA治療薬の選び方や、それぞれの費用相場を紹介していますので、どの治療薬を選ぶべきか悩んでいる方は必見です。
記事後半では、AGA治療薬の注意点を解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。
AGA治療は内服薬と外用薬の2種類ある
AGA治療には、内服薬と外用薬の2種類あります。
内服薬とは飲み薬のことで、口から飲み込み、消化管から吸収された後、全身に作用します。
一方で外用薬とは、皮膚などに直接塗布したり貼り付けることで、作用部位に作用する塗り薬を指します。
ここでは、AGA治療における内服薬と外用薬の特徴や効果を詳しく解説します。
- 内服薬(飲み薬)の特徴と効果
- 外用薬(塗り薬)の特徴と効果
内服薬(飲み薬)の特徴と効果
AGA治療の内服薬とは体内から作用し、ホルモンバランスを調整することで脱毛を防ぐ飲み薬です。
代表的な内服薬は以下4つが挙げられます。
- フィナステリド(プロペシア錠)
- デュタステリド(ザガーロ)
- フィナステリド錠(ジェネリック医薬品)
- ミノキシジルタブレット
内服薬は比較的手軽に服用でき、日常生活に取り入れやすい点が特徴です。
ただし、効果が現れるまでには数ヶ月かかることが多いため、継続的な服用が必要になります。
また、内服薬の効果を最大限に引き出すためには、医師の指導のもとで正しい服用方法を守ることが重要です。
内服薬のもう一つの特徴は、全身に作用するため、頭皮以外の部分にも影響を与える可能性がある点です。
副作用として、性欲減退や勃起不全、肝機能障害、多毛症などが報告されています。
副作用は個人差がありますので、特に長期間の服用が必要な場合には、定期的な医師の診察と血液検査などを受けることが推奨されます。
外用薬(塗り薬)の特徴と効果
外用薬(塗り薬)は頭皮に直接塗布するタイプの薬で、代表的なものはミノキシジル外用薬です。
ミノキシジル外用薬は血管を拡張し、頭皮の血行を促進することで毛根に栄養を供給し、発毛を助けます。
外用薬(塗り薬)は局所的に作用するため、内服薬とは異なるアプローチで効果を発揮します。
使用方法としては、基本的に朝晩の決まった時間に頭皮に塗布するだけで済むため、比較的簡単です。
ただし、効果が現れるまでには時間がかかり、継続的に使用する必要があります。
外用薬(塗り薬)のメリットは、直接頭皮に作用するため、内服薬に比べて全身への副作用が少ない点です。
しかし、外用薬(塗り薬)にも副作用がないわけではなく、頭皮のかゆみや発疹、炎症などが報告されています。
使用前にパッチテストを行い、異常があれば使用を中止、医師に相談することが推奨されます。
また、外用薬(塗り薬)は、内服薬と併用することで相乗効果が期待できるため、より高い発毛効果を得たい場合に有効です。
AGA治療の主な内服薬(飲み薬)の種類・効果
AGA治療において、内服薬(飲み薬)は非常に効果的な治療法の一つです。
以下に、代表的な内服薬4種類と、その効果を解説します。
- フィナステリド(プロペシア錠)
- デュタステリド(ザガーロ)
- フィナステリド錠(ジェネリック医薬品)
- ミノキシジルタブレット
フィナステリド(プロペシア錠)
フィナステリドは、AGA治療で処方される内服薬として最も多く処方される薬の一つで、FDA(アメリカ医薬品管理局)の承認や、厚生労働省の認可を受けている内服薬です。
フィナステリドはAGAの原因になるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することで、AGAの進行を遅らせる効果があります。
DHTが毛根に与えるダメージを防ぐことで、抜け毛や薄毛の進行を遅らせるのが主な役割です。
1日1mgを上限とした服用が一般的で、多くの臨床試験で効果が確認されています。
フィナステリドの代表的な商品はプロペシア錠です。
長期的な服用が必要であり、効果が現れるまでには数ヶ月かかることがあります。
デュタステリド(ザガーロ)
デュタステリドは、フィナステリドよりも広範囲にDHTを抑える内服薬です。
AGAで乱れたヘアサイクルを通常に戻すことで、おでこの生え際や頭頂部など抜け毛・薄毛を抑制し、発毛を促進します。
代表的な商品にはザガーロがあります。
デュタステリドは1日0.5mgの服用が一般的で、長期間の服用が必要です。
フィナステリド錠(ジェネリック医薬品)
フィナステリド錠は、プロペシア錠のジェネリック医薬品です。
プロペシア錠と同様にFDA(アメリカ医薬品管理局)の承認を受けており、DHTの生成を抑えて、抜け毛や薄毛の進行を遅らせます。
ジェネリック医薬品なので、プロペシア錠と同じ有効成分を含みながら比較的安価に手に入るので、経済的な理由で長期的な治療が難しい患者におすすめです。
毎日の服用が基本となり、長期的に継続することで効果が持続します。
基本的にフィナステリド(プロペシア錠)と同じ効果が期待できるため、プロペシア錠の代替として広く利用されています。
ミノキシジルタブレット
ミノキシジルタブレットは、もともと血圧降下薬として開発された内服薬ですが、発毛効果が発見され、現在はAGA治療薬として利用されています。
ミノキシジルは血管を拡張し、頭皮の血行を促進することで毛根に栄養を供給し、発毛を促進する内服薬です。
特に、頭頂部のAGA治療に効果的と言われています。
内服薬として使用するミノキシジルタブレットは、ミノキシジル外用薬と併用することで、より高い効果が期待できるでしょう。
一方で、生え際や前頭部への効き目は薄いと言われます。
なお、ミノキシジルタブレットは副作用にも注意が必要であり、医師の指導のもとで使用することが推奨されます。
AGA治療の内服薬(飲み薬)の副作用
AGA治療薬の内服薬(飲み薬)には、いくつかの副作用があります。
ここでは主に報告されている、代表的な副作用を内服薬の種類ごとに解説します。
- フィナステリド(プロペシア錠)
- デュタステリド(ザガーロ)
- フィナステリド錠(ジェネリック医薬品)
- ミノキシジルタブレット
事前に副作用の内容を把握しておくことで、早めに自覚症状に気付けます。
フィナステリド(プロペシア錠)
フィナステリド(プロペシア錠)の主な副作用には、以下が挙げられます。
- 肝機能障害(食欲不振、全身のだるさ、皮膚や粘膜が黄色くなるなど)
- 性欲減退
- 勃起機能不全
- 射精障害
- 精液量減少
- そう痒症
- じん麻疹
- 発疹
- 血管浮腫
- 睾丸痛
- 血精液症
- 男性不妊症
- 精液の質低下
- AST上昇
- ALT上昇
- γ-GTP上昇
- 乳房圧痛
- 乳房肥大
- 抑うつ症状
- めまい
すでに肝機能障害がある方は、副作用の発生リスクが高いです。
事前に医師と相談して服用を検討しましょう。
また、体調の変化や不調を感じたら、服用をやめてただちに医師の診察を受けください。
なお、プロペシアは男性限定の内服薬です。
厚生労働省の公式サイトでも、以下のように注意喚起されています。
Q. プロペシアを飲んではいけない人は?
A.・ プロペシアは男性だけの男性型脱毛の治療用です。女性が服用してはいけません(プロペシアと妊娠に関する警告を参照)。
・ プロペシアは子どもが服用してはいけません。
・ プロペシアに含まれる成分のどれかにアレルギーのある方は服用してはいけません。引用元:厚生労働省『プロペシア(PROPECIA)(男性型脱毛症用薬)に関する注意喚起について』
女性が服用しないのはもちろん、子供が誤って口に含まないよう、家庭でしっかり管理してください。
ザガーロ
ザガーロで報告されている主な副作用は以下の通りです。
- 肝機能障害
- 黄疸
- 性機能不全
- 性欲減退
- 勃起不全
- 射精障害
- 発疹
- 頭痛
- 抑うつ気分
- 女性化乳房
- 乳頭痛
- 乳房痛
- 乳房不快感
- 腹部不快感
- 蕁麻疹
- アレルギー反応
- 瘙痒症
- 限局性浮腫
- 血管性浮腫
- 浮動性めまい
- 味覚異常
- 精巣痛
- 精巣腫脹
- 脱毛症(主に体毛脱落)
- 多毛症
- 腹痛
- 下痢
- 倦怠感
- 血中CK(クレアチンキナーゼ)増加
ザガーロもプロペシア錠と同様に、肝機能障害や性機能障害が報告されています。
さらに、乳房の痛みや腫れ、めまい・味覚異常などの症状が出ることがあります。
上記いずれかの副作用が出た場合、早めに医師に相談してください。
フィナステリド錠(ジェネリック医薬品)
フィナステリド錠のジェネリック医薬品も、プロペシア錠と同様の副作用が報告されています。
- 肝機能障害
- 食欲不振
- 全身倦怠感
- 黄疸
- 勃起機能不全
- 性欲の減退
- 射精障害
- 精液量の減少
性機能障害や肝機能障害が主な副作用です。
ジェネリック薬であっても、成分や効果は同じであるため、副作用のリスクも同等です。
副作用が現れた場合は、服用を中止し、医師に相談することが必要です。
定期的な医師の診察と血液検査を受けることで、副作用の早期発見と対処が可能です。
ミノキシジルタブレット
ミノキシジルタブレットの副作用には、頭痛やめまい、肝機能障害や多毛症などがあります。
具体的には以下の通りです。
- 初期脱毛
- 多毛症
- 動悸
- 息切れ
- 痒み
- かぶれ
- 頭痛
- めまい
- 浮腫み
- 肝機能障害
- 心疾患
ミノキシジルは血管拡張作用があるため、心血管系に影響を与えることがあります。
心臓に負担をかけることがあるため、心臓病のある患者には注意が必要です。
副作用が出た場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談することが重要です。
副作用のリスクを理解した上で、医師の指導のもとで使用することが推奨されます。
AGA治療の主な外用薬(塗り薬)はミノキシジル外用薬
AGA治療における代表的な外用薬(塗り薬)は、ミノキシジル外用薬です。
ミノキシジルは、内服薬と外用薬どちらもAGA治療のために使われます。
血管拡張作用を持ち、頭皮の血流を改善することで発毛を促進する外用薬です。
一般的に5%や10%の濃度で利用されます。男女共に使用可能で、毎日2回、頭皮に塗布します。
効果や副作用などについて、詳しく解説します。
- ミノキシジル外用薬(塗り薬)の効果
- ミノキシジル外用薬(塗り薬)の副作用
ミノキシジル外用薬(塗り薬)の効果
ミノキシジルの主な効果は、毛根への血流を増加させることで、毛髪の成長を促進することです。
使用後3〜6ヶ月で効果が現れ始め、多くのユーザーが発毛効果を実感する傾向にあります。
特に頭頂部や前頭部の薄毛に有効です。
定期的に使用することで、持続的な効果が期待できます。
ミノキシジル外用薬(塗り薬)の副作用
ミノキシジル外用薬の主な副作用には、頭皮のかゆみや発疹、急激な体重増加などがあります。
以下で詳しく見てみましょう。
- 発疹や発赤(頭皮以外に症状が現れる場合がある)
- かゆみ
- かぶれ
- ふけ
- 使用部位の熱感
- 頭痛
- 意識が遠のく
- めまい
- 胸痛
- 動悸
- 原因不明の急激な体重増加
- 手足のむくみ
副作用が出た場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談してください。
AGA治療の飲み薬(内服薬)・外用薬の選び方
AGA治療の飲み薬を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮することが大切です。
以下に、自分に最適なAGA治療薬の選び方を詳しく説明します。
- 改善したポイントに合うものを選ぶ
- 自分の悩みや症状に合うものを選ぶ
- 自分の体質に合うものを選ぶ
- 継続使用できるものを選ぶ
改善したいポイントに合うものを選ぶ
AGA治療薬を選ぶ際は、まず改善したいポイントを明確にすることが重要です。
頭頂部・前頭部・生え際など、改善したいポイントや、どこまで薄毛を改善したいかを決めておきましょう。
薄毛の進行度や、どこまで改善したいかによって、治療方法や治療期間、適切な治療薬は異なります。
医師に相談し、自分の目標に合ったAGA治療薬を選びましょう。
自分の悩みや症状に合うものを選ぶ
AGAの症状や悩みは人によって様々です。
例えば、前頭部の薄毛が気になる人と、頭頂部の薄毛が進行している人では、適した薬が異なる場合があります。
また、抜け毛を抑えたいのか、発毛を促進したいのかによっても、治療プランや治療薬の種類が異なります。
医師と相談し、自分の具体的な症状に合った薬を選ぶことで、治療の効果を高めましょう。
また、症状の程度や進行具合に応じて、治療薬を柔軟に調整することも重要です。
自分の体質に合うものを選ぶ
AGA治療薬は個人の体質によって効果や副作用が異なります。
例えば、副作用に肝機能障害が報告されているプロペシア錠は、すでに肝機能障害が発生している方が服用すると、副作用リスクが高まります。
妊娠中または妊娠の可能性がある女性は、服用してはならない薬もあります。
自分の体質に合った薬を選ぶために、医師に相談しながら適切な治療法を見つけることが重要です。
継続使用できるものを選ぶ
AGA治療は長期間にわたることが多いため、継続的に使用できる薬を選ぶことが大切です。
例えば、費用面で無理のない範囲で購入できるジェネリック医薬品を選ぶことで、長期的な治療がしやすくなります。
また、生活習慣やライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる薬を選ぶことで、治療の効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
薬の選択に迷った場合は、医師と相談して最適な治療プランを立てることが重要です。
AGA治療の飲み薬(内服薬)・外用薬の費用の目安
AGA治療の飲み薬(内服薬)・外用薬で、1カ月あたりの費用の目安を以下の表にまとめました。
種類 | 1カ月あたりの 費用の目安 |
---|---|
プロペシア錠 | 5,000円~10,000円 |
ザガーロ | 7,000円~12,000円 |
フィナステリド錠(ジェネリック医薬品) | 3,000円~5,000円 |
ミノキシジルタブレット | 4,000円~8,000円 |
ミノキシジル外用薬 | 3,000円~10,000円 |
上記はあくまで目安です。
実際の費用は、病院や治療プランなどによって異なります。
また、AGA治療は自由診療のため、基本的に保険は適用されません。
そのため、治療薬や治療プランによって、費用が高額になる可能性があります。
AGA治療の費用を抑えるためには、ジェネリック薬を選ぶことや、医師と相談して最適な治療プランを立てることが重要です。
治療を継続するため、無理のない範囲での予算設定しましょう。
AGA治療の飲み薬(内服薬)・外用薬の注意点
AGA治療薬を使用する際には、いくつかの重要な注意点があります。
これらの点に留意することで、安全かつ効果的に治療を進めることができます。
- 薬の禁忌に注意する
- 副作用を自覚したらすぐにやめて医師に相談する
- AGA治療薬の個人輸入はリスクを伴う
- 効果を実感するまで時間がかかる
薬の禁忌に注意する
AGA治療薬は、薬によってそれぞれ禁忌があります。
薬の禁忌とは、医薬品の添付文書に記載されている項目の一つで、その医薬品を投薬してはならない患者や状態、併用してはならない薬剤について記されています。
例えば、フィナステリドやデュタステリドはいずれも男性向けのAGA治療薬です。
そのため、女性や子供の使用は禁忌とされています。
これらの薬剤は胎児に影響を与える可能性があるため、特に妊娠中の女性や、妊娠している可能性がある女性は注意が必要です。
また、他の薬剤との相互作用を確認し、医師に相談することも重要です。
禁忌を守らずに服用すると、以下のような重大なリスクが生じる可能性があります。
- 病状が悪化する
- 深刻な副作用が起こる
- 薬の効果が弱まる
特定の疾患を持つ患者や、他の薬を服用中の患者は、事前に医師と相談し、適切な治療法を選択しましょう。
副作用を自覚したらすぐにやめて医師に相談する
AGA治療薬には、薬によって様々な副作用があります。
種類 | 副作用 |
---|---|
プロペシア錠 | 性欲減退、勃起機能不全、射精障害、 精液量減少、そう痒症、じん麻疹、 発疹、血管浮腫、睾丸痛、血精液症、 男性不妊症、精液の質低下、AST上昇、 ALT上昇、γ-GTP上昇、乳房圧痛、 乳房肥大、抑うつ症状、めまい |
ザガーロ | 肝機能障害、黄疸、性機能不全、 性欲減退、勃起不全、射精障害、 発疹、頭痛、抑うつ気分、女性化乳房、 乳頭痛、乳房痛、乳房不快感、 腹部不快感、蕁麻疹、アレルギー反応、 瘙痒症、限局性浮腫、血管性浮腫、 浮動性めまい、味覚異常、精巣痛、 精巣腫脹、脱毛症(主に体毛脱落)、 多毛症、腹痛、下痢、倦怠感、 血中CK(クレアチンキナーゼ)増加 |
フィナステリド錠 (ジェネリック医薬品) | 肝機能障害、食欲不振、全身倦怠感、 黄疸、勃起機能不全、性欲の減退、 射精障害、精液量の減少 |
ミノキシジルタブレット | 初期脱毛、多毛症、動悸、息切れ、 痒み、かぶれ、頭痛、めまい、 浮腫み、肝機能障害、心疾患 |
ミノキシジル外用薬 | 発疹や発赤 (頭皮以外に症状が現れる場合がある)、 かゆみ、かぶれ、ふけ、 使用部位の熱感、頭痛、 意識が遠のく、めまい、胸痛、 動悸、原因不明の急激な体重増加、 手足のむくみ |
これらの副作用を自覚した場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。
早期に対応することで、重篤な症状を防ぐことができます。
AGA治療薬の個人輸入はリスクを伴う
AGA治療薬を個人輸入することは、費用を抑える手段として考えられるかもしれませんが、リスクも伴います。
個人輸入では、偽薬や品質の保証がない薬剤を入手する可能性があるのです。
また、輸入した薬が日本国内で認可されていない成分を含む場合、安全性が確認されていないため、健康被害を引き起こすリスクがあります。
そのため、個人輸入は基本的に推奨されません。
個人輸入を検討する際は、信頼できる情報源から購入し、できるだけ医師の診察を受けてから使用するようにしましょう。
厚生労働省の公式サイトでは、個人輸入で注意すべき医薬品等を公表しているので、購入前にチェックしてみてください。
参照:厚生労働省『個人輸入において注意すべき医薬品等について』
効果を実感するまで時間がかかる
AGA治療薬は即効性がなく、効果を実感するまでに時間がかかります。
そのため、即効性を求める方はには向いていません。
一般的に、フィナステリドやデュタステリドは3ヶ月から6ヶ月程度、ミノキシジルは4ヶ月から6ヶ月程度かかると言われます。
効果を確認するためには、少なくとも半年から1年程度の継続的な使用が必要です。
また、治療を中止すると効果が減少するため、長期間の治療が求められます。
治療を始める際には、忍耐強く続けることが重要です。
AGA治療の飲み薬(内服薬)・外用薬は副作用も理解してから服用しよう
AGA治療には内服薬と外用薬の2種類あります。
それぞれ、効果がある症状が異なるため、自分のAGA治療に適切な治療薬を選ぶことが重要です。
また、AGA治療薬を使用する前に、副作用について十分に理解しておくことが大切です。
肝機能障害、性機能不全、初期脱毛症、多毛症、皮膚のかゆみやかぶれなど、治療薬によって様々な副作用が報告されています。
副作用は個人差がありますが、体調が変化したり、自覚症状がある場合、直ちに使用を中止し、医師に相談しましょう。
治療を始める前に、内服薬や外用薬それぞれのリスクとベネフィットを比較し、医師の指導のもと、安全かつ効果的に治療を続けることが重要です。