まつ毛は目の印象を変える重要なパーツなので、綺麗な状態にしたい方は多いです。
しかし、普段からビューラーやマツエク、まつげパーマなどをしている方は「まつ毛がダメージを受けてパサついてしまう」という悩みもあるでしょう。
そんな悩みを解決できるアイテムが「まつ毛美容液」です。
これまでまつ毛美容液を使ったことがない方は、どのような効果があるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、まつ毛美容液の効果や選び方、使用方法、Q&Aまで詳しく紹介します!
まつ毛美容液はどんな効果がある?
まつ毛美容液は、まつ毛を美しくケアするためのものです。
まつ毛美容液には傷みをおさえるダメージ補修や乾燥を防ぐ保湿成分、健康な状態を維持するための栄養成分などが含まれています。
それぞれの効果について詳しく解説するので、ぜひチェックしてください。
まつ毛のダメージ補修
まつ毛美容液を使用することで、ビューラーやマツエク、まつげパーマなどで受けたダメージを補修できます。
まつ毛美容液を塗ると皮膜を作れるので、外側からのダメージを軽減できるようになります。
まつ毛のキューティクルを補修したいときは、なめらかに整える成分が配合された製品がおすすめです。
まつ毛美容液のダメージ補修については、以下のような成分が含まれたものを選ぶと良いでしょう。
- 加水分解シルク
- 加水分解エラスチン
- ミリストイルペンタペプチド-17
- パンテノール
まつ毛の保湿
まつ毛美容液には保湿効果もあり、乾燥を予防して潤いのあるまつ毛を維持できます。
まつ毛は、まつ毛パーマや紫外線によるダメージを受けるとパサつきが出てしまいます。
ダメージが残った状態でまつ毛を放置すると、自然と抜け落ちてしまうこともあるでしょう。
まつ毛美容液を使用して保湿をすれば、潤いのある健康的なまつ毛を作れるようになります。
まつ毛美容液の保湿については、以下のような成分が含まれたものを選びましょう。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セリン
- EGF(ヒトオリゴペプチド-1)
まつ毛の栄養補給(ハリ・コシ)
まつ毛美容液には、健康なまつ毛に成長させるための栄養補給効果もあります。
まつ毛美容液は化粧品なので毛を成長させる効果はありませんが、育毛効果はあると認められています。
まつ毛1本1本にハリとコシが生まれると、結果的に自まつげが成長したように感じられるようになるでしょう。
まつ毛の栄養補給をおこなうことで、メイク後に濃く見せられる効果も期待できます。
まつ毛の育毛をするときは医師の診断が必要なので、理解したうえではじめるようにしましょう。
まつ毛美容液の選び方
まつ毛美容液を選ぶときは、以下のようなポイントをおさえておきましょう。
- 使いやすさ
- 使用用途のあった成分が配合されているか
- 価格の手頃さ
- 目元へのダメージの少なさ
- まつ毛エクステにも対応しているか
- メーカー
それでは順番に説明していきます。
使いやすさ
まつ毛美容液はメイクと一緒に取り入れるものなので、使いやすさは重要なポイントです。
まつ毛美容液にはチップや筆、マスカラ、手で塗るタイプなどの4種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。
- チップ:先端が柔らかくマツエクで引っかかりづらい
- 筆:生え際の細かい部分まで塗れる
- マスカラ:先端がブラシになっていて塗りやすい
- 手で塗るタイプ:指先につけてまつ毛に塗る
ご覧の通り、選ぶ種類によって使いやすさは大きく異なります。
化粧のように使いたい方は、チップやマスカラなどがおすすめです。
テクニックなしで簡単に使いたいなら手で塗るタイプ、時間をかけて細かく塗りたいなら筆を選びましょう。
使用用途のあった成分が配合されているか
まつ毛美容液を選ぶときは、悩みを解決してくれる成分が配合されているかどうかが大切です。
まつ毛美容液は製品によって含まれている成分が異なるため、使用用途にあわせて選ばなくてはいけません。
例えばまつ毛が細くなっているなら、ハリやコシを与えてくれるダメージ補修成分、栄養補給効果がある製品がおすすめです。
乾燥による外部ダメージを軽減したいなら、潤いを与えられる保湿成分が配合された製品を選ぶようにしましょう。
価格の手頃さ
まつ毛美容液は継続的に使用するものなので、価格の手頃さも重要な要素です。
高価な製品は高い効果を実感できますが、価格帯が高いと継続が難しくなります。
まつ毛美容液は多くのメーカーから販売されており、平均価格は1,000円〜5,000円程度です。
製品の特徴をチェックし、予算に合ったまつ毛美容液を選びましょう。
目元へのダメージの少ないか
目元は皮膚が薄いので、ダメージの少ないまつ毛美容液を選ぶことが大切です。
敏感肌で肌が弱い方は防腐剤や香料、シリコンなどの成分が含まれていると、かゆみや炎症、充血などのトラブルを起こしてしまいます。
また、防腐剤が含まれていない製品は雑菌が繁殖しやすいので、清潔に使うように注意しなくてはいけません。
インターネットのショッピングサイトには個人輸入品も含まれているため、成分に問題がないかチェックが必要です。
医薬品として分類される成分が配合されている場合、医師による指導が求められます。
そのため以下のような成分が含まれてないか、十分注意するようにしましょう。
- デクロロヒドロキシジフオロメチルクロプロスタノールアミド
- イソプロピルクロプロステネート
- 亜硫酸Na
- ペンチレングリコール
- フェノキシエタノール
- メチルパラペン
まつ毛エクステにも対応しているか
普段からマツエクをしている方は、まつ毛美容液がまつ毛エクステに対応しているかチェックしておきましょう。
まつ毛美容液のなかにはマツエク非対応のものもあり、購入後に使用できないケースもあります。
メーカーの公式ページや商品の詳細ページでは、マツエク対応の可否が記載されています。
まつ毛エクステをしたい方は、対応しているまつ毛美容液を選ぶようにしましょう。
メーカー
まつ毛美容液は、多くのメーカーから販売されている製品です。
女性なら一度は聞いたことがあるメーカーも多いので、初めて購入するときは信頼性の高い製品を選ぶことが大切です。
とくに海外製品の場合、表記が英語になっていて成分表をチェックしづらいので注意しなければいけません。
まつ毛美容液を販売している代表的なメーカーをまとめたので、ぜひ参考にしながら購入を検討してください。
- 資生堂
- セザンヌ
- ヨミテ
- &C BEAUTE
- シーエスシー
- シーアール・ラボ
- rom&nd
- さくらフォレスト
- ワンステップクローサー
- アヴァンセ
- ロート製薬
まつ毛美容液の効果がアップする使用方法は?
まつ毛美容液で高い効果を実感するには、正しい使い方を知っておく必要があります。
こちらでは、まつ毛美容液を使うときの準備や塗り方について詳しく説明します。
ぜひ参考にしながら、まつ育をはじめてみてください。
洗顔後に使用する
まつ毛美容液は1日2回、洗顔後に使用することをおすすめします。
皮脂や化粧水、乳液などの油分がついている状態でまつ毛美容液を使用すると、効果を妨げる原因になってしまいます。
まずは洗顔をして清潔な状態を保ち、まつ毛美容液を塗ってからスキンケアをする流れが最適です。
とくに夜の就寝前にまつ毛美容液を使うと、就寝後に成長ホルモンが分泌されて肌のターンオーバーを促してくれます。
まつげ美容液を塗るときは、事前にまぶたをマッサージすることで血行促進されて美容液が浸透しやすくなります。
まつ毛の生え際から先端までまんべんなく塗る
洗顔を終えたら、まつ毛美容液を生え際から先端までまんべんなく塗っていきましょう。
まつ毛を生え際から塗るときは、まぶたを持ち上げて生え際から先端まで塗ってください。
ビューラーをするときのイメージでおこなえば、全体を綺麗に塗ることができます。
細かな筆タイプを使用するときも生え際から塗ることで、美容液をしっかり浸透させられるようになります。
まつ毛の上側・下側から塗る
まつ毛の上側と下側から塗ることで、まつ毛美容液の成分を全体へと浸透できます。
まつ毛の上側を塗るときはなでるように、下側がすくうようにして塗ってください。
下側は上側よりもまつ毛が短いので、慎重に塗ることが大切です。
多くの量を塗ったからといって早く効果を実感できるわけではないので、決められた量と頻度で塗るようにしましょう。
下まつ毛も1本づつ丁寧に塗る
上まつ毛を塗り終えたら、下まつ毛も1本づつ丁寧に塗りましょう。
下まつ毛は目に近いので、まつ毛美容液が入らないように気をつけて塗るようにしてください。
下まつ毛を塗るときは、指で目袋を下にして塗っていきましょう。
まつ毛美容液の効果に関するQ&A
これからまつ毛美容液を使用しようと考えている方は、効果についていくるか疑問を抱えているのではないでしょうか。
こちらでは、まつ毛美容液の効果に関するQ&Aをいくつかまとめてみました。
疑問を解消するためにも、ぜひチェックしておきましょう。
まつ毛美容液はどれくらいで効果がでるの?
まつ毛美容液の効果は、塗ってから約2ヶ月後に実感できます。
しかし、まつ毛のダメージや乾燥は人によって異なるため、効果を実感できるまでの期間も変動します。
まつ毛美容液はまつ毛を健康的な毛質にするためのものなので、毛が増えたり伸びたりするわけではありません。
もしまつ毛の成長を促進させたいなら、医師によって認められた製品を使用することが大切です。
まつ毛美容液の効果は個人差があるので、継続しながら使用するようにしましょう。
健康被害はないの?
デパートやドラッグストアで販売されているまつ毛美容液は化粧品なので、健康被害の影響は少ないです。
しかし、目元で塗る製品となっているため、目の粘膜や眼球に触れるとかゆみや腫れ、痛みなどを起こすこともあります。
また、製品によっては副作用によって「結膜炎」になる恐れもあります。
結膜炎とは、目の結膜に炎症が起きる症状です。
まつ毛美容液に防腐剤が含まれていない場合、菌が繁殖して結膜炎になる可能性も高いです。
そのためまつ毛美容液を使用するときは清潔な状態を保ち、塗るときも慎重におこなうようにしましょう。
色素沈着するって噂は本当?
まつ毛美容液を使用する容量や頻度を守れば、色素沈着を起こすことはありません。
色素沈着は「ビマトプロスト」という成分によって発生します。
ビマトプロストはまつ毛の成長を促進させる効果がありますが、医師の指導のもとで使用する必要があります。
国内で販売されている製品にはビマトプロストが含まれていないので、基本的には心配ありません。
しかし、海外製品は配合されている成分が曖昧となっているため、購入するときは十分注意するようにしましょう。
1日に何回も塗ると効果的?
まつ毛美容液は、基本的に朝と夜の2回塗ると高い効果を実感できます。
とくに就寝前に使用すると、就寝後の成長ホルモンによって健康なまつ毛を育てることができます。
しかし、製品によって使用頻度が決まっているので、塗る回数を守ることが大前提です。
たくさん塗ったからといって早く効果が出るわけではないので、必ず使用頻度を守るようにしましょう。
塗らない日が続くと効果はなくなる?
まつ毛美容液を塗らずにビューラーやマツエク、まつげパーマなどを続けると、まつ毛は徐々にダメージを受けていきます。
数日後にはパサつきが出ることもあるため、まつ毛美容液の使用前に戻ってしまいます。
まつ毛美容液は毎日使用する必要はありませんが、少なくとも週に2回〜3回程度は続けることが大切です。
健康的なまつ毛を維持するためにも、無理のない程度に継続しましょう。
まつ毛美容液を効果的に使用して、美しいまつ毛にしましょう!
今回は、まつ毛美容液の効果や選び方、使用方法、Q&Aまで詳しく紹介しました。
まつ毛美容液はダメージ補修や保湿、栄養補給などの効果があり、まつ毛にハリ・コシを与えて健康な状態にできます。
自分に合った製品を見つけるときは、使いやすさや使用用途のあった成分、価格、目元へのダメージの少なさ、まつ毛エクステの可否、メーカーなどで選びましょう。
ぜひ当記事で紹介した使用方法を参考に、健康的なまつ毛を維持してください。