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髪質が硬い人必見!改善するセルフケア方法やおすすめの髪型を紹介

髪質が硬い人必見!

髪質が硬い人は「思ったような髪型にならない」、「髪の広がりが気になる」といった悩みを持っているのではないでしょうか。

髪のセットは毎日するものなので、うまくまとまらなければ時間がかかってしまいますよね。

人によって髪質には違いがあり、生まれつきや環境によって大きく変化します。

そこで本記事では、髪質が硬い原因や改善するためのセルフケア方法、おすすめの髪型・スタイリングまで詳しく紹介します。

硬い髪質に悩むあなたの問題を解決していくので、ぜひ参考にご覧ください。

髪質が硬い原因は?

髪質が硬い原因は?

まずは髪質が硬い原因として、以下の4点が挙げられます。

  • 遺伝
  • 乾燥による水分不足
  • 食事
  • ドライヤーやヘアアイロンの熱

それでは解説していきます。

遺伝

親の髪質が硬い場合、遺伝から自分の髪質も硬くなることがあります。

人間の身体は約30億個の遺伝情報が含まれているため、髪色や本数、髪質まで受け継がれます。

そのため母親もしくは父親の髪質が硬ければ、化学的にも受け継がれている可能性は高いです。

加齢によっても髪質が変化し、年齢を重ねていくうちに硬くなることもあります。


しかし髪質が硬いということはキューティクルの層が厚いため、ハリやツヤのある美しい髪である証拠です。

また摩擦による物理的な刺激にも強いので、ボリューム感のあるヘアスタイルを作れます。

髪質が硬いことは決して悪いことではなく、日頃のケアによって問題を解決することは十分可能です。

乾燥による水分不足

髪内部が乾燥すると、水分不足によってパサつきや硬さが出てしまいます。

髪の水分が減る理由には、シャンプー後にドライヤーで乾かさずにそのまま自然乾燥させていることが考えられます。

髪に含まれるキューティクルの性質として、濡れると開き乾くと閉じてしまいます。

そのため髪を濡れたまま放置していると、キューティクルが常に開かれて水分の蒸発をおさえられず乾燥するのです。

パーマやヘアカラーなどを続けるとキューティクルがダメージを受けるので、利用する頻度にも注意しましょう。

食事

毎日の食生活も髪質が硬くなる原因の1つです。

肉類や卵類、乳製品など高タンパクな食べ物ばかりを摂取すると、髪の内部を形づくる組織「コルテックス」が太くなり髪が硬くなってしまいます。

例えばスナック菓子やハンバーガーなどの食べ物は脂質が多いので、頭皮の皮脂を増やしてしまい髪質も悪化します。

髪の主成分は「ケラチン」というたんぱく質で構成されており、アミノ酸を含んだ食べ物を取り入れることで健康的な髪を作れます。

ほかにもビタミンやミネラル、β-カロテン、リコピンなども摂取すれば、髪だけでなく身体全体を健康的にすることが可能です。

逆に食事量を減らしてしまうことは不健康な髪質になってしまう原因となります。

また寝不足によって自律神経が乱れ、髪質にも悪影響を及ぼすことがあるのです。

そのため食生活や生活習慣を見直し、バランスの良い食事を続けることが健康な髪を作る方法です。

ドライヤーやヘアアイロンの熱

ドライヤーやアイロン、コテなどの熱によってキューティクルが傷つき、髪がパサついて髪質が硬くなることもあります。

例えばすぐに髪を乾かしたいからといって、ドライヤーで高温かつ風量の強い風を当てることはNGです。

ほかにも高温設定にしたヘアアイロンを長く当て続けると、髪内部のたんぱく質が凝縮されてダメージを受けてしまいます。

そのためドライヤーを使うときはゆっくりと丁寧に乾かし、ヘアアイロンなら低めの温度設定にすることをおすすめします。

髪のダメージを抑制する​​スタイリング剤を利用すれば軽減できるので、タオルドライ後に利用するのも1つの方法です。

髪質を改善するセルフケアの方法

髪質を改善するセルフケアの方法

髪質が硬いことに悩んでいる方は、セルフケアの方法を変えてみることが大切です。

人の髪質によってセルフケアの方法は異なるため、最適なやり方を試す必要があります。

こちらでは、髪質が硬い人に向けたセルフケアの改善方法を順番に紹介します。
ぜひ参考にしながら実際にはじめてみましょう。

髪質に合ったシャンプーを使う

硬い髪質に合ったシャンプーを使うことで日頃のセルフケアとなります。

シャンプーの洗浄力は配合されている成分によって異なるため、髪質に合わせて選ぶことが大切です。

洗浄力が強いシャンプーは界面活性剤が多く、頭皮や髪に必要な皮脂まで取り除いてしまうので乾燥の原因となりダメージを受けてしまいます。

とくに石鹸系のシャンプーはゴワつきが出てしまうため、マイルドに仕上げられるオイル系やアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。

実際に美容院ではアミノ酸系のシャンプーを使っていることが多く、洗浄力だけでなく保湿力にも優れている点が特徴です。

また植物由来のオイルを配合したシャンプーなら、髪をまとめられる効果を期待できます。

アミノ酸系洗浄成分が含まれたシャンプーを購入するときは、ココイルやラウロイルなどの名称がついた製品を選ぶようにしましょう。

そして忘れてはいけないポイントがシャンプーで髪を洗う方法です。

まずシャンプーをする前はブラッシングをして髪のほつれをなくし、予洗いで汚れを落とすようにしましょう。

髪をシャンプーで洗うときは、爪を立てず指の腹でマッサージするように洗います。

強く洗ってしまうと頭皮を傷つけてしまうだけでなく、髪をこすり合わせるのでダメージを受けてしまいます。

シャンプー後にシャワーですすぐときは、頭皮や髪にシャンプー剤が残らないようにすることが大切です。

すすぎ残しがあるとかゆみや炎症だけでなく、髪のゴワつきやパサつきの原因となります。

綺麗に全体をすすぐときは、シャワーの水圧を頭皮に当てて根元から流すようにしましょう。

髪質に合ったシャンプーを見つけたい方は、ぜひ下記参考記事をご覧ください。

トリートメントで保湿する

硬い髪質に合ったシャンプーで洗い流したあとは、トリートメントで保湿することが大切です。

トリートメントは髪の毛を柔らかくするだけでなく、ダメージ補修成分も配合されているので静電気防止や紫外線対策にもなります。

トリートメントは毎日使うものなので、わざわざ美容院へ通い続ける必要はありません。

硬い髪質に合ったトリートメントを自宅で使えば、経済的にも優しく毎日無理なく続けられます。

もし美容院で使われているトリートメントと同じ製品を使いたいなら、購入方法を聞いて自宅で利用するようにしましょう。

トリートメントを使うときは、シャンプー後の濡れた髪につけることはNGです。

髪に水分が含まれた状態でトリートメントを使うと薄くなってしまうので、キューティクルがはがれやすくなりダメージの原因となります。

そのため毛束を分けて根元から手で挟み込み、水分を切ってからトリートメントをつけていきます。

トリートメントをつけるときはダメージを受けやすい毛先からなじませ、徐々に髪の上へとつけていくようにしましょう。

トリートメントをつけるときは手ぐしで問題ありませんが、まんべんなくつけたいときは粗めのくしを利用してください。

目の細かいくしはトリートメントまで洗い流してしまうので、粗めのくしで丁寧にコーミングすることをおすすめします。

最後に一定時間を放置後、髪に補修成分を浸透させたら洗い流します。

こちらもシャンプーと同じく、トリートメント剤が残らないよう根元からしっかり洗い流すようにしましょう。

栄養バランスの良い食事をとる

髪質を柔らかくするには、栄養バランスの良い食事をとることも大切です。

肉類や卵類、乳製品など高タンパクな食べ物ばかりをとっていると、髪の内部を形づくる組織「コルテックス」が太くなり毛が硬くなってしまう原因となります。

例えば髪の主成分である「ケラチン」が多く含まれている食べ物として、鶏のレバーやニンジン、バター、ほうれん草などがあります。

ほかにも​オリーブオイルやアボカド​には良質なオイルが含まれているため、頭皮の状態を整えることが可能です。

注意点としてタンパク質ばかり摂取することは髪にも良くありませんが、まったくとらないこともNGです。

タンパク質が不足すると髪の毛を育てる栄養がなくなってしまうので、切れ毛や枝毛の原因にもなります。

またメラニン色素がなくなり、白髪の原因にもなってしまいます。

そのため食事には鶏肉や卵なども積極的に取り入れ、栄養バランスの良い食生活を送ることが大切です。

ドライタオルでしっかり水気をとる

シャンプーとトリートメントを済ませたあとは、ドライタオルで頭皮や髪の水気をとります。

水分をタオルで拭き取れば、ドライヤーの時間を短縮して髪の乾燥を防げます。

ドライタオルを使うときは、ゴシゴシ拭くのではなく丁寧にすることが大切です。

タオルと髪の毛は摩擦が起きるので、手の力が強いとキューティクルが剥がれてダメージを受けてしまいます。

タオルで水気をとるときは、頭全体をタオルで包み込むようにして水分を拭き取っていきます。

髪の量が多い方は、タオルをポンポンとたたくようにして水分を吸収しましょう。

摩擦が少なくなることを意識し、クシを通しても水滴が落ちない程度まで水分を吸収してください。

そしてコームやブラシを使って髪を梳かせば、絡みがなくなりドライヤーでかわしやすくなります。

高熱のダメージを与えない

タオルで頭皮や髪の水気をとったあとは、ドライヤーやヘアアイロンを使って乾かしていきます。

乾かすときのポイントは、なるべく高温に設定しないことが大切です。

ドライヤーやヘアアイロンの温度が高いほど髪にダメージを与えてしまうため、乾燥だけでなくパサつきが出る原因にもなります。

髪を乾かすときは、事前にヘアオイルをつけておくことで髪の毛内部から補修してしっとりとした仕上がりになります。

ドライヤーで髪を乾かすときは、手ぐしで髪を軽く引っ張り上から下へと風を当てるようにしましょう。

とくに硬い髪質の方は耳から下が広がりやすいため、軽くおさえながら乾かすと綺麗に仕上がります。

製品によっては洗い流さないトリートメントもあるので、時短で済ませたいときはうまく活用するようにしましょう。

縮毛矯正を受ける

くせ毛や剛毛に悩まされている方は、縮毛矯正を受けることも1つの改善方法です。

縮毛矯正とは、生まれつきの縮毛を直毛の状態へと固定する施術方法です。

半永久的に直毛の状態にできるので、くせ毛や剛毛もまっすぐになります。

しかし還元剤や酸化剤、熱を加えて矯正するため、少なからずダメージを受けてしまいます。

美容院によっては前髪や顔周りのみを縮毛矯正できる店舗もあるので、ダメージが心配な方は部分的な施術がおすすめです。

縮毛矯正にかかる時間は、カットやブローを合わせて2時間〜3時間程度です。

半永久的に効果は持続できますが、髪が伸びてきた頃には再度縮毛矯正をする必要があります。

半年に1回の頻度なので、ストレートパーマよりも持続期間は長いです。

そのため強いくせ毛や剛毛の方は、縮毛矯正も検討してみましょう。

髪質が硬い人におすすめの髪型・スタイリング

髪質が硬い方のなかには「すぐに髪を改善したい」という悩みもあるでしょう。

改善方法は日頃のセルフケアなので、すぐに悩みを解決することは難しいです。

そんなときは、髪質の硬さに合った髪型を選ぶことをおすすめします。

こちらでは前髪ありとなしに分けて、おすすめの髪型・スタイリングについて紹介していきます。

ぜひあなたに合ったヘアスタイルを見つけてみてください。

前髪あり

前髪があれば、女性らしさや可愛らしさをアピールすることができます。

ショートからミディアム、ロングと髪の長さに合わせて髪型・スタイリングを説明するので、ぜひ参考にご覧ください。

ショート

全体的に短めな髪型にしている方は、小顔に見えるワンサイドショートがおすすめです。

トップに空気を入れることでふんわりと仕上がりになり、こなれ感のある雰囲気を演出できます。

また毛先にパーマを加えると、日頃のセットも簡単です。

さらにヘアカラーを取り入れ、アッシュカラーにすれば透明感のある明るい印象となります。

ショートらしい爽やかなスタイルにし、モテ髪へとチェンジしてみましょう。

ミディアム

ある程度の長さがあるミディアムなら、動きのあるボブやふんわりカールがおすすめです。

ボブならコテやヘアアイロンでしっかり巻いて、オシャレ感のある髪型になれます。

そしてヘアカラーを取り入れ、グレージュカラーにすればやわらかい質感を表現できます。

ふんわりカールなら大きくカールパーマをおこない、髪の毛に軽さを与える雰囲気が最適です。

スタイリングにはオイルを使用し、ウェット感のあるスタイルに仕上げましょう。

ロング

女性らしさが強いロングなら、シースルーバングやセミロングなどがおすすめです。

硬い髪質の方は前髪が重くなりがちなので、長めに前髪をとって目線を縦にすると綺麗にまとまります。

切りっぱなしのセミロングにすれば、髪のハリやコシを出せるスタイルになります。

横の広がりが気になるときは、クリームを揉み込んで毛束感を出すようにしましょう。

ヘアカラーはグレージュ系を取り入れ、オシャレ感を楽しむことができます。

前髪なし

前髪なしの髪型は、クールさや大人感を演出することに向いています。

こちらも前髪ありと同じく、ショートからミディアム、ロングに分けておすすめの髪型・スタイリングを説明していきます。

ぜひ参考にしながら自分に合ったヘアスタイルを試してください。

ショート

前髪なしのショートなら、クールさが強いセンターパートやかき上げヘアがおすすめです。

センターパートはハンサムショートに仕上げ、ふんわりとパーマをすればクールさと女性らしさを演出できます。

前髪をかき上げるなら、全体的にパーマをかけてアレンジすると良いでしょう。

ヘアカラーを取り入れ、オリーブベージュカラーにすれば硬い髪質でもやわらかい雰囲気になります。

ミディアム

平均的な長さがあるミディアムなら、明るめのカラーと首元をふんわりさせるスタイルがおすすめです。

首元のラインで髪を外側へカールさせることで、ふんわり感を軽さを演出できます。

大人っぽさを持たせたいならミディスタイルに仕上げ、ヘアカラーをミルクティベージュにすれば髪にツヤ感とやわらかさを持たせられます。

ロング

長めのロングで前髪なしのスタイルなら、無造作スタイリングでかき上げる髪型がおすすめです。

ヘアカラーは全体的にダークグレージュを取り入れ、ハイライトに仕上げると大人感がアップします。

もし髪質の硬さが気になるならバームタイプのトリートメントを使ってツヤ感を出し、コテ巻きで波ウェーブをすると良いでしょう。

大人の色気を出したいなら、ヘアカラーやスタイリング剤を工夫してみましょう。

髪質を改善しながら、自分に似合うヘアスタイルを見つけませんか

髪質を改善しながら、自分に似合うヘアスタイルを見つけませんか

今回は、髪質が硬い人に向けて原因や改善するためのセルフケア方法、おすすめの髪型・スタイリングまで詳しく紹介しました。

髪質が硬い原因には、遺伝や乾燥による水分不足、食生活、ドライヤーやヘアアイロンの熱が関係しています。

そのため髪質に合ったシャンプーやトリートメントを使い、栄養バランスの良い食事と髪の乾かし方を意識するようにしましょう。

ぜひ当記事で紹介した髪型・スタイリングをもとにあなたに合ったヘアスタイルを楽しんでみてください。

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