髪質の硬さや太さ、多さに悩まされている方は少なくはありません。
髪が広がったりヘアスタイルがうまくまとまらなかったりと問題点は多いです。
なかには「髪質に悩まされずオシャレを楽しみたい」という方もいるのではないでしょうか。
そんなときは、髪質に合ったボブのヘアスタイルがおすすめです。
モアイスマイルズ編集部では、髪質が硬い・太い・多い人におすすめなヘアスタイルやポイント、スタイルについて詳しく紹介します。
記事後半ではスタイリングをするときの注意点まで紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
髪質が硬い・太い・多い人はボブが似合う?
なぜ髪質が硬い・太い・多い人にボブのヘアスタイルがおすすめなのかというと、デメリットである髪の広がりをうまく利用できるからです。
ボブはトップやサイドにボリュームをもたせることでオシャレに仕上がるため、女性からも人気が高いヘアスタイルです。
またショートの長さなのでスタイリングがしやすく、忙しい朝の準備も素早くこなせます。
さらにボブはアシンメトリーや、外はね、前下がり、ニュアンス、ウルフなど好みのヘアスタイルにアレンジできます。
髪の毛の広がりやスタイリングがしづらいといった悩みを解消できるため、ボブのヘアスタイルはおすすめです。
髪質が硬い・太い・多い人がボブにする時のポイント
髪質が硬い・太い・多い人がボブにするときは、以下のようなポイントをチェックしておきましょう。
- 髪質をチェックする
- 骨格や顔の形を分析する
- 毛先を厚めにカット
- レイヤーを入れすぎず重めにする
- 髪質を活かしたスタイリング
- ウェット系のスタイリング剤を選ぶ
それでは詳しく解説します。
髪質をチェックする
まずは自分の髪質をチェックすることが大切です。
パサつきがある広がりや全体的にまっすぐな直毛など人によって髪質のクセは異なります。
また乾燥しやすいのか、油分が多いのかも髪質によって変化しています。
そのため髪質をチェックするときは、厚みがたまりやすい部分や根元のはえぐせなどをチェックするようにしましょう。
美容院でボブにするときは、髪質をしっかり説明することで最適なカットをしてもらえるようになります。
髪質に合ったシャンプーにもこだわりたい方は、下記参考記事も合わせてご覧ください。
骨格や顔の形を分析する
骨格や顔の形は、ボブのヘアスタイルを作るために重要なポイントです。
髪質と同じく、人によって骨格や顔の形は大きく異なります。
美容院では1人ひとりに合ったカットをするので、仕上がり具合も変わります。
骨格を分析するときはハチは張っているか、後頭部に丸みはあるか、首の長さなどをチェックしましょう。
顔の形を分析するなら、縦と横の印象の強さや上部分と下部分のボリューム感の違いなどをチェックしてください。
骨格や顔の形を把握しておけば、髪のボリュームに合わせて最適なカット、乾かし方ができるようになります。
毛先を厚めにカット
髪の広がりや膨らみが気になるときは、毛先を厚めにカットしてもらうことをおすすめします。
毛先を厚くすることで重みが出るため、自然に髪の毛が下へと引っ張られて広がりをおさえられるようになります。
落ち着いた雰囲気を演出できるようになるので、美容院のカット時に相談するようにしましょう。
レイヤーを入れすぎず重めにする
レイヤーとは、 上が短く下が長くなるようにカットする方法です。
ボブのヘアスタイルでは、髪を軽くすると全体的に広がりが出る可能性があります。
そのためカットをしてもらうときは、重ためのボブに仕上げてもらうことをおすすめします。
肩までの長さがあるボブなら、髪の重みが下がって広がりを軽減することが可能です。
髪のクセが心配な方は、レイヤーを入れすぎず長めのボブにするようにしましょう。
髪質を活かしたスタイリング
くせ毛が出てしまう方は、髪質を活かしたスタイリングにするとよいでしょう。
人によっては髪をおさえるとくせ毛が出ることもあるので、ウェーブでふんわり感を出せばオシャレな仕上がりとなります。
髪質によってカット技法が異なるため、美容院のスタッフと相談しながらカットしてもらうようにしましょう。
ウェット系のスタイリング剤を選ぶ
髪質をうまくコントロールするには、スタイリング剤の使用が欠かせません。
スタイリング剤を使えばボリューム感やくせ毛を自由に変更できるようになります。
髪質の硬さや太さに悩んでいる方は、ウェット系のスタイリング剤がおすすめです。
髪は水分を含むと広がる性質があるので、油分の多いスタイリング剤を使えば広がりをおさえられます。
ウェット系のスタイリング剤を選ぶときは、ワックスやオイルタイプの製品を使うようにしましょう。
おすすめのボブスタイル・スタイリング
それでは、髪質の硬さや太さ、多さに悩まされている方におすすめなボブスタイル・スタイリングを紹介します。
紹介するボブスタイルは、とくに人気が高いものを10個厳選しました。
ぜひあなたが求める理想的なボブスタイルを見つけてください。
ショートボブ
定番かつ人気が高いスタイルがショートボブです。
ショートボブは毛量が多い方でも綺麗にまとまり、大人っぽさを演出できます。
また全体的に短いので、日頃のスタイリングもしやすいです。
髪が膨らみやすい部分はカットし、適度にレイヤーを入れることでまとまり感が出ます。
毛先を内巻きにすれば、女性らしい可愛らしさを出せるようになります。
前髪は眉毛の長さに合わせることで、小顔効果も期待できるでしょう。
シンプルなボブスタイルにチャレンジしたい方におすすめです。
前下がりボブ
モードで大人っぽい雰囲気を演出できるスタイルが前下がりボブです。
毛量が多くてもコンパクトにおさえられ、日頃のケアやスタイリングもしやすくなっています。
顔の正面に向かって前下がりになっていくため、横からもクールな印象となります。
また正面の髪には重さが出るので、小顔効果も高いです。
少し耳が出るようにすれば、大人な雰囲気をアップできるようになります。
スタイリングがしやすく大人っぽさを出したい方におすすめです。
アシンメトリーボブ
骨格にハチが張っていてトップが潰れやすい方には、アシンメトリーボブが最適です。
左右のボリューム感を変えることで、ハチの張りをおさえてオシャレな仕上がりとなります。
自然な分け目よりも1センチほどずらせば、少ない方の髪を耳にかけて大人らしさをアピールできます。
また全体的にメリハリが出るため、小顔効果も期待できるでしょう。
骨格や髪質のクセを活用したボブスタイルにしたい方におすすめです。
外ハネボブ
可愛らしさとクールさを兼ね備えたスタイルが外ハネボブです。
内側の毛量を調整し、毛先を外ハネにすることで簡単に仕上げられます。
片側の髪を耳にかけて前髪をかき上げれば、大人らしいクールな仕上がりとなります。
可愛らしさを出したいときは、アクセントにカチューシャを活用する方法もおすすめです。
ウェット系のスタイリング剤で仕上げれば、最新のオシャレ感を出せます。
気分によってボブスタイルを変更したい方におすすめです。
ニュアンスボブ
カジュアルな雰囲気を演出できるスタイルがニュアンスボブです。
ウェーブをかけて無造作なかたちに仕上げることで、ラフでカジュアルな印象となります。
毛先は巻きすぎないようにすれば、大人っぽさとオシャレ感をアピールできます。
前髪は束感によって今らしさを出すことができ、華やかさも演出可能です。
ベージュ系のヘアカラーを取り入れると、透明感をアップさせられます。
ヘアスタイルにカジュアル感を重視したい方におすすめです。
ハイトーンボブ
明るい印象をもたせられるスタイルがハイトーンボブです。
髪色を明るくすれば、髪全体に軽やかさを出せるようになります。
前髪はセンターパートによって分ければ知的な印象をアピールできます。
ヘアカラーにはハイトーンカラーを選ぶことで、髪の軽やかさがアップします。
金髪をはじめピンクやパープルなどのカラーを取り入れるとオシャレです。
重くなりがちなボブスタイルを軽やかにしたい方におすすめです。
ボブのアレンジパターン
オシャレなヘアスタイルとして人気があるボブには「髪型が飽きてしまう」という悩みもあります。
しかしボブにはさまざまなアレンジパターンがあるため、いつもとは違う雰囲気を簡単に演出可能です。
こちらでは、ボブのおすすめアレンジパターンを3つ紹介します。
マンネリ感をなくしてボブを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
一つ結び
時短で簡単に仕上げたいなら、結ぶだけの一つ結びがおすすめです。
ショートボブは全体的に髪が短いので取り入れることが難しいと思われますが、結び目を可愛く見せられる点がポイントです。
一つ結びをするときは、形を整えるように引き出して後ろ毛を残すようにすれば今っぽさを出せます。
簡単に試せるので、基本的なボブに飽きてしまったときに取り入れてみましょう。
ハーフアップ
上品で女性らしい雰囲気を出したいときは、ハーフアップがおすすめです。
重く見えやすい黒髪ボブでもハーフアップにすれば、全体的に抜け感を演出できます。
トップから編み込めば、ハーフアップ風なボブスタイルに仕上げることも可能です。
ほかにもお団子やウェーブにもハーフアップを取り入れられるので、機能性が高いヘアアレンジとなります。
自分のボブスタイルに合わせたヘアアレンジを取り入れたい方におすすめです。
アップ
女子会や結婚式などのイベントに最適なヘアアレンジがアップです。
髪の毛全体を後ろへピンで固定し、無造作風にアレンジすればイベントで華やかさを出せます。
髪の毛を結ぶことが難しいショートボブなら、ピンを使うことでアップ感を出せます。
いつもとは違う大切なイベントがあるときには、アップのヘアアレンジを取り入れてみましょう。
ボブのスタイリングをする時の注意点
美容院で理想的なボブへと仕上げたあとは、日頃のスタイリングにも気をつける必要があります。
ドライヤーやヘアアイロンを使うときのコツを理解することで、オシャレなボブスタイルを維持できるようになります。
上手にセットをするためにも、ぜひチェックしてください。
ドライヤーの乾かすコツ
まずドライヤーで乾かすときは事前に髪全体をぬるま湯で洗い、ドライタオルで水気をとっておきます。
起きてすぐにドライヤーで乾かすと寝グセがついているため、うまくヘアスタイルがまとまりません。
ドライヤーで髪を乾かすときは、頭を上から見て三角形であると考えましょう。
鼻先が三角の頂点であり、後頭部が三角の底辺となります。
ドライヤーの風を当てるときは上から下へとおさえるように乾かします。
風の強さは、乾燥を避けるためにゆっくり設定が最適です。
温風で乾かしたあとは冷風で冷まし、髪全体を引き締めます。
このような流れでドライヤーを使えば、髪質が硬くても全体がすっきりとおさまるようになります。
アイロンの当てるコツ
ヘアアイロンを当てるときは、ドライヤーと同じく髪の流れを意識して乾かします。
ヘアアイロンは温度設定が高いと髪にダメージを与えてしまうため、低い温度にしておくことが大切です。
ストレートヘアなら160度、カールスタイルなら140度がおすすめです。
髪質が硬い方は低温だとスタイリングがしづらいので、やや高めの180度が最適となります。
髪質を柔らかく見せたいときは低めの温度にして、表面の毛束を内巻きにするようにしましょう。
すると柔らかな動きとなり、プロの美容師が仕上げたようになります。
ヘアアイロンを使うときはダメージを与えないように、何度も当てなおしたり長時間熱を加えたりしないようにしましょう。
髪質を活かして、ボブスタイルを楽しみましょう
今回は、髪質が硬い・太い・多い人に向けておすすめなヘアスタイルやポイント、スタイル、注意点まで詳しく紹介しました。
ボブなら髪質のデメリットをうまくカバーできるため、オシャレなヘアスタイルを実現できます。
ボブにするときは、自分の髪質や骨格、顔の形などをチェックしておきましょう。
また美容師のカット方法も適切な指示をすることで、理想的なボブスタイルに仕上がります。
ぜひ当記事で紹介したボブスタイル・スタイリングをもとにあなたらしいヘアスタイルを楽しんでみてください。